Xperiaアンバサダーでお借りしているXperia X Performanceはカメラ性能にも力を入れており、位相差オートフォーカスや先読みオートフォーカスでフォーカスの速さだけでなく、Xperia Z4やZ5で発生していたシャッターラグも改善されているとのこと。なので、実際のところどうなのかを試してみました。また、せっかくなのでGalaxy S7 edge、iPhone 6sとの写真を撮り比べてみました。
そもそもシャッターラグとは?
そもそもシャッターラグとは何かという話ですが、ここではシャッターを押してから(シャッターボタンにタッチしてから)実際に撮影されるまでのタイムラグという意味で使っています。これがあると静止している物撮りなどは問題ないのですが、子供や猫など動きがあるものはピントがボケてしまいがちです。
このシャッターラグ、Xperia Z3ではまったく気にならなったのですが、Xperia Z4、Z5でははっきりと感じ取れるようになりました。ただ、アップデートにより感覚的には改善しています。
シャッターラグの確認
Xperia X Performanceでシャッターラグが改善されたのを確認すると言っても、客観的に判断するのは難しいのですが、今回はストップウォッチを使ってタッチした瞬間と実際に撮れている写真を比較するという方法をとりました。
Galaxy S7 edge
まずGalaxy S7 edgeです。タッチしたのは「00:20.89」付近ですね。なお、各機種とも共通ですが、実際に撮影されるのはタッチした瞬間ではなく指が離れた瞬間です。
撮影された写真は「00:20.95」。ほぼシャッターラグは感じません。
Xperia X Performance
Xperia X Performanceはタッチしたのは動画上では「00:57.69」あたり。
実際に撮影されたのは「00:57.89」でした。Galaxy S7 edgeと同様にラグは感じません。
iPhone 6s
iPhone 6sは動画では「00:15.27」でタッチしています。
実際に撮影されたのは「00:15.33」。
Xperia Z5 Compact
せっかくなので、ラグがひどかったXperia Z5 Comapctでも確認です。アップデータによって改善された気がしますが実際にはどんなものでしょうか。
動画が見にくいのですが、「00:30.53」でタッチしています。
実際に撮影されたのは「00:30.92」。他機種と比べると遅いですが、まずまずといった感じです。
シャッターラグまとめ
各種のシャッターラグをまとめると下記のようになります。
タッチ | 撮影 | シャッターラグ | |
---|---|---|---|
Galaxy S7 edge | 20.89 | 20.95 | 0.06 |
Xperia X Performance | 57.69 | 57.89 | 0.20 |
iPhone 6s | 15.27 | 15.33 | 0.06 |
XPeria Z5 Compact | 30.53 | 30.92 | 0.39 |
先読みオートフォーカスでシャッターラグが少なくなったというXperia X Performanceですが、今回のテストではその効果を感じることができませんでした。多分動体撮影なんかに効果を発揮するのでしょう。
ただ、Xperia Z4、Z5のように明らかに遅いということもなく、その意味ではやっと普通になったという感じです。
写真サンプル
以下、Xperia X Performance、Galaxy S7 edge、iPhone 6sで写真を撮り比べてみました。素人撮影のうえ、Xperia X Performanceだけ16:9のままだったので比較にはならないかもしれませんが、参考までに。