青や紫の紫陽花を見た目の印象通りにオート設定で撮影するのは難しい、というツイートが流れていました。
カメラに詳しくない人にすると割と驚かれる話(乱暴ですが):青や紫のあじさいを、オートモードで見た目の印象色通りに写すにはすっごく難しいということ (オートにこだわると高いカメラがいる)。スマホですと自動調整が仇になることも多いです。 pic.twitter.com/K415JoX9Iz
— 橋本 新義 (@Shingi) June 11, 2016
「ほうほう」と思い根拠になるような資料を探してみたのですが特に見つけられず、それでもせっかくなので手元にあったスマートフォンで撮り比べてみました。
また、最近のスマートフォンに備わっている「背景ぼかし」についても比較してみます。
紫陽花をオート設定で撮影
今回使用した機種はGalaxy S7 edge、Xperia X Performance、FREETEL SAMURAI REI(麗)、iPhone 6sの4機種です。
撮影場所は家の庭。
昨年植えた紫陽花がすっかり大きくなりました。
Galaxy S7 edge
まずGalaxy S7 edgeですが、わりと見た目の印象通りに撮れているのではないかと思います。
Xperia X Performance
続いてXperia X Performance。
実際よりもやや白味がかっているかな?という気がしなくもないですが、おおむね見た目通りという感じです。
FREETEL REI
FREETEL REIははっきりと紫に寄ってしまっています。
前回の撮影のときにも感じましたが、REIのカメラは色がきつくなる(濃くなる)傾向がありますね。
iPhone 6s
iPhone 6sも青みが強くなっていますが、大体印象通りに撮れています。
4機種の画像をまとめて表示
Galaxy S7 edge、Xperia X Performance、FREETEL REIの「背景ぼかし」機能を比較
最近のスマートフォンのカメラには、デジタル一眼レフカメラで撮影したような背景をぼかす機能が搭載されているものが多いです。
せっかくなので、その機能を比較してみました。
ただ、iPhone 6sには標準でその機能がない(ないよね?)ので除外しています。
Galaxy S7 edgeの「選択フォーカス」
Galaxy S7 edgeでは「選択フォーカス」というモードになります。
ピントが合う範囲が広めな気がしますが、自然な感じのボケかただと思います。
撮影後の設定は、「短焦点(選択していない部分がボケる)」「遠焦点(選択した部分がボケる)」「パンフォーカス(全域にピントがあう)」の3つを選ぶ形です。
Xperia X Performanceの「背景ぼかし」
Xperia X Performanceは選択した箇所とそうでない場所で境界がはっきりしている印象です。
ただボケかたの設定は豊富で、縦にボカしたり、横にボカしたり、ボケ味の強さも調整可能です。
FREETEL REIの「一眼レフ」
FREETEL REIもボケかたが唐突というか、やや不自然な感じです。
Xperia同様に撮影後にボケかたを調整できるタイプですね。
おまけ:ミラーレス一眼(OM-D E-M5 MK2)
ボケた感じの参考として、E-M5で撮影した写真も載せておきます。
Galaxy S7 edgeのボケかたが一番近い気がするのだけど、どうかな?
4機種のぼかし画像をまとめて表示
まとめ
今回の撮影ではGalaxy S7 edgeが一番見た感じに近いと思いましたが、色味的にはXperia X Performanceが好きですね。
ボケに関してもGalaxy S7 edgeが自然だと思いましたが、もう少しボケ量があってもいいかも。