Amazonでいつの間にかAmazon Englishという英語学習のサービスがスタートしています。
オーディオブックを使ってリスニングを学べるAmazon English
ロゴを見て気づくかもしれませんが、Amazon Englishで使われるオーディオブック(電子書籍)はAudibleのものが使われています。
Audibleの洋書を使い、自分のレベルにあった英語を1日15分聴きながら英文を読むことで英語力をアップさせようというのがAmazon Englishです。
Android、iOSで利用可能
Amazon Englishを利用するには、AndroidまたはiOSでアプリをインストールする必要があります。
Amazonにしては珍しくKindleでは利用ができません。
1か月800円の有料サービスですが、1か月間は無料体験が可能です。
現在は招待制のサービス
Amazon Englishがあまり話題にならないのは、現在は招待制になっているというのが大きいです。
アプリをインストール後、最初の画面で「招待メールを受け取った方」「招待メールを受け取っていない方」という選択があり、受け取っていないのほうを選ぶと、招待メールをリクエストすることができます。
ただし、かならず招待されるというわけでもなく、いつ招待されるかもわかりません。
ただ、私は招待メールを受け取っていないのですが、「招待メールを受け取った方」を選んだら、普通に登録できてしまいました。
ひょっとすると、Audibleのアカウントがあったり、過去に利用していた人は招待がなくても登録できるのかもしれません(確証はありません)。
追記:招待メールを受け取りました。
リクエストしてから2日で来たので、結構早いですね。
Amazon Englishカスタマーサービスより、招待ご希望リクエストをいただきましたお客様へご連絡です。
大変お待たせいたしましたが、お客様のメールアカウントはAmazon Englishにアクセスが可能となりました。
下記URLからアクセスしていただき、1カ月無料体験をお試しいただけます。お手続きには、日本国内で発行されたクレジットカードが必要です。
1カ月無料体験終了後には、自動的に有料会員へ移行となり、お手続きいただいたクレジットカードに月会費800円を課金させていただきます。
英語レベルは6段階から選択
アカウントを登録すると、最初に自分の英語レベルを設定します。
レベルは6段階あって、目安としては下記のような感じです。
レベル | 目安 | |
---|---|---|
5 | 上級 | 幅広い話題について英語で理解し、グループディスカッションやディベートにおける複雑なやり取りにもついていける。ほぼすべての文章を読めるが、まれに辞書を引くことがある。 |
4 | 準上級 | 複数のネイティブスピーカーと一緒に会話できるが、慣用句を使われると、分からなくなるときがある。なじみのない事柄で複雑な長文でも、ざっと目を通し必要な情報を探し出せる。 |
3 | 中級 | 自分の専門分野の情報であれば、1対1でネイティブスピーカーと長話しても、だいたいは理解できる。また、自分の専門分野における複雑な長文だけでなく、ある程度ならなじみのない内容の文章も読める。 |
2 | 準中級 | ゆっくり話してくれれば、会話の趣旨は理解できるが、語彙力のなさを感じる。日常生活や仕事に関連する事柄で単純な内容の文章であれば読める。 |
1 | 初級 | 身近な状況における会話は理解できるが、たまに聞き取れないことがある。身近な事柄に関する短い文章を読める。 |
入門 | 基本的な単語や熟語を知っている。なじみのある名称、単語および簡単な文章を読める。 |
ここで決めたレベルに応じておススメされるオーディオブックが変わりますが、設定自体はあとから変更が可能です。
英語学習の進め方
学習方法としては、自分のレベルにあったオーディオブックを選び、それを英語を読みながら聴くというだけです。
教材となるオーディオブックは数分程度のニュース記事から6時間を超える長文までさまざま。
ジャンルも時事ネタ、IT系から白雪姫などの童話、シャーロックホームズシリーズなど幅広いので、気に入ったものが何かしら見つかると思います。
英語の読み上げに合わせて表示されている英文がハイライトされるので「どこを読んでいるかわからない!」ということにはなりにくいです。
再生速度も0.5倍~1.75倍まで調整することができ、単語を長押しすると辞書が表示されるなど至れり尽くせりです。
ただ、教材の日本語訳は用意されていません。
英文のハイライトは単語単位のほか、行単位に変更することもできます。
また、その教材が自分にとって簡単か難しいかを選ぶことで、アプリがそれを学習して、お勧めされる本が変わるそうです。
正式リリースに期待
同様の学習方法はKindleの「Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能)」を使っても出来ますが、自分のレベルに合わせた本を進めてくれるというのは地味に便利な気がします。
英語学習ではヒアリングが大事(聞き取れない言葉は話せない)だという話もありますし、ちょっとした隙間時間にも使えるし、英語に慣れるという意味では理想的な学習方法かもしれません。
とりあえずはサービスの正式リリースに期待ですね。