7月1日から公開されている映画「ウォークラフト」を観てきました。
ゲームが原作の大作映画
ウォークラフトは言わずと知れた大人気オンラインゲームが原作というかもとになった映画です。
ただ、ゲームに忠実というわけではなく、ゲームの設定を活かしつつ、オリジナルな内容になっているようです。
この辺、ウォークラフトのゲームをプレイしたことがないのでどの程度忠実な設定なのかは判断しかねますが、映画を見た後にゲーム版のWikipediaを参照すると大筋では設定に沿っていました。
世界的には厳しい評価
内容的には純粋なファンタジーで、雰囲気的にはロード・オブ・ザ・リングやホビットなんかに近い感じでした。
難しいことは考えずに純粋に楽しめる映画だと思いましたが、世界的な興行収入ではかなり苦戦しているようです。
そのためかどうか、日本でも公開している劇場が極端に少ないですね。
7月1日からの上映ですが、7月4日時点で日本中で上映しているのは50館以下となっています。
私がよく利用している映画館でも上映がなく、30年ぶりくらいに「全席自由席」という映画館で観てきましたよ。
公開時期が悪かった?
米国での公開自体、もともと2015年12月の予定だったのかスターウォーズと被るために2016年6月に延期されたとのこと。
ただ、この6月という時期でもアリス・イン・ワンダーランドやミュータントタートルズ、X-MEN、ファインディングドリーなどと被っており苦戦は
予想されていたようです。
日本でもインディペンデンスディやターザンが控えており、その関係で上映館を増やせなかったというのもあるのでしょうかね?
王道過ぎて物足りない
最近の映画に多いヒロイックでご都合主義的な展開は少なく、「普通はそうなるよねぇ」的な展開が多いので、物足りなさはあります。
そしてそれだけではなく、根本的に説明不足な感じです。
人気ゲームを基にしているので知っていて当然という前提があるのかもしれませんが、「何それ?」と思うことが多々あり、途中でなんとなく意味を察せられるものもありますが、観終わったあとでも「結局どういうこと?」という内容がいくつか残りました。
- 結局メディブに何があったの?
- なんでカドガーが選ばれたの?
- あの四角いのは結局何?
- エルフやドワーフは何してた?
などなど、ほかにもありますがネタバレ的なものもあるので割愛。
この辺、観る人を選ぶ原因になっていそうです。
この雰囲気だと続編は期待できそうにないので、公式ノベライズなどを読んで疑問は自分で解消する必要があるのかなぁ。
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