お台場のダイバーシティで開催中のVR ZONEで7月15日から加わった新アトラクション「装甲騎兵ボトムズ バトリング野郎」を体験してきました。
以前のVR ZONEの体験記はこちら。
大迫力のATバトル
「装甲騎兵ボトムズ バトリング野郎」はタイトル通り、ボトムズの劇中で行われていたリアルバトリング(実弾を使ったバトル)を体験するというアトラクション。
VR ZONEのアトラクションの中で唯一、2人での対人戦を行うもので、1人だけの場合はスタッフが対戦してくれます。
2分のバトルを2回行い、勝ち数の多いほうが勝利というもの。2分で決着がつかなかった場合は、どんなにダメージがあっても引き分けです。
使用するAT(Armored Troope:アーマードトルーパー、ボトムズに登場するロボット)はスコープドックで残念ながら機体は選べません。
実際にゲームに入る前に、格納庫で降着ポーズをとったスコープドックも見ることができます。
シンプルだけどATらしい動作ができる操作方法
操縦は2本のレバーと、足にある左右のべダルで行います。
左右のレバーを両方前方に倒すと前進、後方で後進、左右でそれぞれ左右移動。
片方ずつ前後に倒すと右旋回、左旋回となります。
ペダルは右がローラーダッシュで基本的にゲーム中はべた踏みです。
アクセルみたいなものですね。
左はブレーキではなく、ターンピック。
ボトムズを知らない人には分かり難いかもしれませんが、地面にピンを突き立てて急旋回を行うためのものです。
左右旋回と組み合わせるとその場でクルッと回転することができます。
かなり効きがいいので、残念ながら「ターンピックが冴えないな」というセリフを吐くことはできません。
相手の機体を見つけるのが難しい
ゲーム開始時、距離をとって向かい合った状態からのスタートですが視界はそれほどいいわけでもなく、離れていると相手のローラダッシュの火花は見えますが機体そのものを捉えるのは難しいです。
攻撃はレバーについたトリガーで行い、右がマシンガン、左がミサイルポッドで、射撃の狙いは視線(ヘッドトラッキング)により行います。
それぞれ弾数制限があり打ち尽くすと武器をその場で投棄し、以後は格闘戦となります。
攻撃を受けると当然ダメージを受けますが、腕に当たると武器が使用不能になり、両腕をなくすと攻撃が一切できず時間いっぱい逃げ回ることになります。
また、いかにも紙装甲と言われるスコープドックらしく、当たりどころが悪いと一撃でゲーム終了となってしまいます。
今回は2回チャレンジし、計4戦行ったのですが、2敗2引き分けという結果でした。
一度も勝てなかった・・・。
追記:視界が悪い件ですが、あえて被写界深度を浅くすることで、VR酔いを軽減しているのだそうです。
敵機がスコープの光とローラダッシュの火花しか見えない…
実は被写界深度を浅く設定せることにより酔いをかなり軽減させているのです。
VR ZONEでボトムズを体験 ローラーダッシュとターンピックでフィールドを縦横無尽に走り回れ! https://t.co/GJMLux2FcC— コヤ所長 (@mayanmoyan) July 19, 2016
言われてみると、体験した後に(VRゴーグルを外した後に)違和感を感じなかったですね。
アーケードか家庭用で出して欲しい
このタイトル、VR ZONEだけで終わらせるのはもったいないので、アーケードか家庭用として出して欲しいなぁ。
バトリングの成績で機体をカスタムしたり、色を塗ってレッドショルダーにしたり。
家庭用で出すとすると、やっぱりHTC Vive用のタイトルになっちゃうんだろうか?
おまけ
ボトムズの高橋良輔監督(原作)の色紙もありました。
関係ないけど、ボトムズはの綴りはVOTOMSで、「Vertical One-man Tank for Offence & Maneuver-S:攻撃と機動のための直立一人乗り戦車」の意味があります。
このほか、鉄の棺桶と言われるほど劣悪な環境で、登場するパイロットも素行が悪いものが多かったことから「Bottoms:最低の奴ら」という隠語の意味もあるのだとか。
詳しくはAmazonビデオで見れるテレビシリーズをチェックしてみてください。
1話は無料ですが、うっかり見てしまうと続きが気になってしまうので要注意です。