2014年4月のことですが、Kickstarterに愛猫を遠隔で見守りつつ、遠隔で遊べるという「Kittyo」がKickstarterに登場しました。
キャンペーンは無事に成功し、早ければ2014年11月には出荷ということになっていましたが、遅れに遅れ、2016年7月になってやっと出荷されました。
そんなわけで、家で留守番している猫と遠隔で遊べるKittyoのレビューです。
レーザー光線で遊べる給餌機能付きネットワークカメラ
Kittyoを簡単に言い表すと、「給餌機能の付いたマイク付きネットワークカメラで、レーザー光線で猫と遊べる機能付き」という感じになります。
上部の黒い部分にカメラとレーザー照射部が入っています。
下部は開くことができ、餌というかおやつを入れておくことができます。
これも遠隔で排出することが可能です。
本体は安定がよく、ちょっとやそっとじゃ倒れそうにはありませんが、棚の上に置くような場合には落ちると危ないので、固定用の土台も付いています。
そして3Mのコマンドタブも入っており、これで固定しろということのようです。
アプリの出来がイマイチ
アプリはiOSとAndroidに対応していて、それぞれiTunes、Google Playからダウンロードできます。
このアプリを使ってKittyoの初期設定(ネットワーク設定)も行います。
家庭内LANに接続した後は、外部から(LTE経由で)アクセスが可能になっていました。
ルーター越えとかどうしてるんだろう?
ただこのアプリ、作りがイマイチで、まず画面が横向き固定です。
凄い久しぶりに見た気がします、こういう作りのアプリ。
ユーザ名の設定やパスワードの入力などもすべて横向きなので、非常に入力がしづらいです。
そのうえ、Kittyo本体との接続が不安定で、しょっちゅうKittyoとの接続が切れます。
アプリから再接続すればつながりはするのですが、非常にイライラします。
アプリの操作方法
アプリからは、音を出して猫の注意をひきつけたり、スマートフォンの音声をKittyoから出力したり、写真や動画を撮ったり、餌(おやつ)を出したりといったことが可能です。
ただカメラについては、向きを変えたりはできず完全に固定です。
これはちょっと残念。
そして画質はかなり残念です。
肝心のレーザーですが、これは画面を指でなぞることで操作します。
それなりに可動範囲は広く、十分遊べそうです。
レーザーは指で操作する以外にもあらかじめ決まったパターンで動くモードも用意されています。
ただ、このモードでレーザーを動かすと、動き終わったところでアプリとKittyoの接続が切れてしまいます。
再接続すれば問題なくつながるのですが、イマイチ使い勝手はよくないです・・・。
猫の反応
いちごさんはしばらく遊んでくれていたのですが、いつの間にかレーザーよりも本体のほう(レーザーを動かしている部分)が気になってきた様子。
サーボモータの動作音が結構大きいので、それが気になったのかもしれません。
つくしさんに至っては、レーザーに見向きもしませんでした・・・。
ところでこのレーザーって猫の目にあたったらだめですよね?そこがかなり心配でした。
結論
カメラが固定なのと画質が悪いのが残念ですが、レーザーはそこそこ動くので猫が関心を示してくれるなら一緒に遊ぶおもちゃとしてはいいかもしれません(興味を示すかはレーザーポインタなどで確認しておくといいかも)。
ただ、アプリの出来が悪すぎるので、これをまずなんとかしてほしいかなぁ。
本体の出来の良さをほぼほぼアプリの出来の悪さが潰している気がします。
日本ではベェルト・ショップが販売するようですが、39,800円は高いな・・・。