遅ればせながら、日本でも出るのではないかと期待されているASUS Zenfone 3を購入してみました。
今回は1Shopmobileで購入。
本体$265 + 送料$30(ヤマト)、国内消費税等が別途1,700円かかりました。
Zenfone 3はExpansysでも扱っていますが、価格的には1Shopmobileのほうが安いですね。
※追記(2016/09/28):国内でもZenfone 3の発売が発表されました。
※追記(2016/10/1):zenfone 3の緊急速報(ETWS)対応について書きました。
購入したのはZenfone 3シリーズの最下位モデル
Zenfone 3には5.2インチモデルと5.5インチモデル、そしてハイスペックなZenfone 3 Deluxe、6.8インチのZenfone 3 Ultraなど多くのバリエーションがありますが、今回購入したのは5.2インチの最下位モデル ZE520KLです。
最下位モデルと言ってもハイミドルな端末で価格的にもスペック的にも国内販売が開始されたMoto G4 Plusといい勝負をしそうです。
仕様 | Moto G4 Plus | Zenfone 3(ZE520KL) |
---|---|---|
ディスプレイ | 5.5インチ 1920 x 1080 | 5.2インチ 1920 x 1080 |
プロセッサ | Snapdragon 617 1.5GHz オクタコア |
Snapdragon 625 2.0GHz オクタコア |
メモリ | 3GB | 3GB |
ストレージ | 16GB/32GB + microSD(最大128GB) | 32GB + microSD(最大2TB) |
バッテリ | 3,000mAh | 2,650mAh |
カメラ | 16MP f2.0 Laser AF/ 5MP f2.2 | 16MP f2.0 Laser AF/8MP f2.0 |
高さ | 152.9mm | 146.87mm |
幅 | 76.5mm | 73.98mm |
厚さ | 7.87mm | 7.69mm |
重さ | 157g | 144g |
Wifi | 802.11 a/b/g/n(2.4GHz+ 5GHz) | 802.11 b/g/n/ac(2.4GHz+ 5GHz) |
NFC | – | – |
指紋センサ | ○ | ○ |
USB | microUSB | Type C 2.0 |
写真レビュー
まずは写真レビューです。
パッケージは今風に小型のもの。
そのままスポっと抜けるのかと思ったら、こんな感じに開閉式でした。
この形のほうが高くつきそうだけど、なにかこだわりがあったのかな?
同封物は本体のほか、USB-ACアダプタ、USBケーブル、イヤホン、SIM抜きピン、説明書。
ACアダプタは日本と同じAタイプだったので、香港モデルではなく台湾モデルっぽいです。
正面。これまでのZenfoneはやや安っぽい雰囲気があったのですが、Zenfone 3はそんな安っぽさがなくなっています。
特徴的だった水の波紋や木の年輪をイメージした同心円のスピン加工も正面からはなくなりました。
ディスプレイは流行りの2.5Dな曲面ガラスになったので、保護シートの類は苦労しそうです。
背面。こちらも従来のデザインからは大きく変わり、ガラスバックとなっています。
指紋センサは背面に残っていますが、ボリュームや電源は側面に移動しました。
同心円のスピン加工は背面に控えめに施されています。
正面向かって右側面。
こちら側に電源とボリュームがあります。
正面向かって左側面にはSIMスロットがあります。
Dual SIM機ですが、SIM1はmicroSIM、SIM2はnanoSIMで、SIM2のスロットがmicroSDと兼用です。
なお、Zenfone 3はMoto G4 Plusと同様にLTEと3Gの同時待ち受けに対応しています。
3.5mmジャックは上面にあります。底面にあるとストラップを付けやすいのですけどね。
底面にはUSB Type とスピーカ。
これまでのZenfoneにはない、高級感のあるデザインとなっていますが、悪く言うと没個性というか、どこにでもありそうなデザインになってしまった感はあります。
なんとなくHUAWEIっぽいデザインかなと感じたのですがどうだろう?
他機種との比較
なんとなく似ていると感じたHUAWEI P9と比較。
iPhone 6Sと比較。
ベンチマーク
ベンチマーク結果は下記の通りです。
Moto G4 Plusの結果はネットから拾ったものです。
ベンチマークソフト | Zenfone 3(ZE520KL) Snapdragon 625 |
Moto G4 Plus Snapdragon 617 |
Nexus 5X Snapdragon 808 |
---|---|---|---|
Quqdrant | 35,909 | ? | 18.952 |
AnTuTu | 58,654 | 46,000前後 | 58,218 |
Geekbench 3 | マルチ:5,090 シングル:919 |
マルチ:3,000前後 シングル:700前後 |
マルチ:3,051 シングル:897 |
3DMark | 467 | ? | 1,045 |
正直もっと伸びるかと思ったのですが、そうでもないですね。
ポケモンGOには非対応 対応しました
※追記:ポケモンGoに対応し、Google Playからのインストールが可能になりました。
残念ながらポケモンGOはインストールすることが出来ませんでした。
プロセッサやOSバージョンなどはすべてクリアしているはずなんですけどね。
なお、他の端末でダウンロードしたポケモンGOのAPKをインストールすれば、普通にプレイは可能です。
その他スクリーンショット
ホーム画面
端末情報やストレージの情報
レーザーAFでフォーカスが速いカメラ
Zenfone 3はレーザーオートフォーカス搭載で、フォーカスが0.03秒と謳っています。
その速度の信ぴょう性は不明ですが、確かにフォーカスは早く、シャッターラグも全くといっていいほど感じません。
マニュアル撮影の機能も充実してる様子です。
そのほか、流行りの単焦点モード(背景をぼかした写真が撮れる)や4倍のサイズで記録できる超解像度モードなんていうのもあります。
フォーカスが速いと猫も安心して撮れます。
かなり寄れるのでアップも大丈夫。
Moto G4 Plusのカメラはかなりいいということなので、カメラ性能では負けるかなと思っていたのですが、意外と負けていないかもしれません。
※追記:野外での撮影サンプルを掲載しました。
まとめ
今回購入したのは最下位モデルの5.2インチ版ですが、同価格帯では(Moto G4 Plusと並んで)群を抜いてコストパフォーマンスのいい端末だと思います。
5.5インチ版はRAMが4GBになりストレージも64GBにアップしますが、他の部分は5.2インチ版と同等なので価格差を考えると5.2インチ版のほうがいいかなぁ。
早く日本でも出して欲しいですね。
※日本でも発表されましたが、最下位のZE520KLが39,800円とかなり高額です。
この価格になってしまうと、コストパフォーマンスがいいとは言えず、むしろ、この端末を積極的に選ぶ理由もないと思います。
この価格帯だと、honoro 8のほうがコストパフォーマンスはいいでしょう。
※追記:緊急速報やエリアメールの設定について書きました。