GearBestからRemix OSを搭載したChuwi Vi10 Plusを提供いただいたので早速レビューです。
写真レビュー
まずは写真レビューから。
正面はごく普通のタブレットです。
Windowsマークがありますが、Windowsは非搭載。
このマークはホームボタンとしても機能します。
ベゼルが広めですが、両手で持つタブレットはベゼルを広くしたほうが持ちやすくていいと思います。
横向きにした時の正面向かって左側面にインターフェースが集中しています。
左から3.5mmジャック、
miniHDMI、microUSB、USB-C、SDカードスロット。
充電はUSB-Cで行います(microUSBでは充電不可)。
横向きにした時の上面に電源とボリュームがあります。
今回は用意できませんでしたが、Vi10 Plus専用キーボードケースも販売されており、そのための端子が底面についています。
重さが686g(実測で696.4g)なので手に持っても使えなくはないですが、スタンドにセットしてラップトップ的に使うのが良さそうです。
Vi10 Plus専用キーボードケースならトラックパッドも付いているのですが、今回はマウスを接続。
キーボードはLG Rolly2を使ってみました。
Rolly2のスタンドでもなんとか支えられます。
Chuwi Vi10 Plusのスペック
あらためて、スペックの確認です。
仕様 | Chuwi Vi10 Plus | Teclast X98 Plus II |
---|---|---|
ディスプレイ | 10.8インチ 1920 x 1280 | 9.7インチ 2048 x 1536 |
プロセッサ | Intel Cherry Trail Z8300 1.44GHzクアッドコア | Intel Cherry Trail Z8300 1.44GHzクアッドコア |
RAM | 2GB | 4GB |
ストレージ | 32GB + microSD(最大128GB) | 64GB + microSD(最大128GB) |
カメラ | 2MP/2MP | 2MP/2MP |
バッテリ | 8,400mAh | 8,000mAh |
サイズ | 276.4 x 184.8 x 8.8 mm | 239.8 x 176.0 x 8.0 mm |
重さ | 686g(実測696.4g) | 568g |
WiFi | 802.11b/g/n | 802.11b/g/n |
OS | Remix OS2.0 | Windows 10 + Android 5.1 |
価格 | $139.99 | $176.36 |
以前に紹介したTeclast X98 Plus IIと比べるとディスプレイが10.8インチ(X98 Plus IIは9.7インチ)で筐体も一回り大きいのですが、RAMが2GBなのがちょっと残念です。
ハード的にはAndroidとWindowsのデュアルブートにも対応しているとのことですが、RAMが2GBだとWindows 10は厳しいですかね。
なお、上記の価格は2016年8月11日時点でのGearBestでの価格です。
Remix OS搭載
そんなChuwi Vi10 Plusの特徴は、Remix OSを搭載しているという点です。
基本はAndroidですが、見た目の部分では大幅にカスタマイズされており、パッと見ではAndroidだとは分かりません。
マルチウィンドウに対応しており、WindowsやMacのように複数アプリをWindow表示できます。
ただ、Windowsサイズは完全に好きにできるというわけではなく、アプリによって縮小できる下限が決まっているようです。
たとえば、Chromeブラウザは横幅1280までしか縮小できませんでした。
TwitterやPlayストアは表示はともかくとして、縮小自体は際限なくできるようです。
また、インストール直後は基本的にアプリはフルスクリーンで起動するようになっていますが、設定 > アプリケーションからWindow表示に変更可能です。
ちなみにポケモンGOもインストール可能でしたが、GPSが非搭載なので位置情報をつかめませんでした。
Remix OSのスクリーンショット
デスクトップ画面。
かなりWindowsを意識しているようです。
左下のRemix OSマーク、もしくは外付けキーボードでWindowsキーを押すとアプリ一覧が表示されます。
通知パネルは画面右下のアイコンをタッチすると表示されます。
この感じもWindowsっぽいです。
ファイルマネージャーを標準装備。
ストレージの空き容量はこんな感じです。
端末情報。
シリアル番号がいかにも中華端末っぽい・・・
ベンチマーク結果
各種ベンチマーク結果は下記の通り。
せっかくなのでX98 Plus IIと比較してみます。
アプリ | Chuwi Vi10 Plus | Teclast X98 Plus II |
---|---|---|
Quadrant | 動作せず | 9307 |
AnTuTu | 63875 | 61821 |
Geekbench 3 | シングル:770 マルチ:2183 |
シングル:775 マルチ:2216 |
3DMark | 1160 | 1029 |
RAMが2GBと4GBで倍違うはずなのですが、あまり差はついていませんね。
スクリーンショットが便利
スクリーンショットは通常のAndroidと同様に「電源 + ボリューム-」で撮影できるのですが、通知パネル下に表示されるアイコンからも撮影できます。
スクリーンショットでは、まず最初に矩形が表示され、スクリーンショットを撮る領域の指定ができます。
もちろん、矩形を最大化すれば通常のスクリーンショットが撮影可能です。
この機能地味に便利ですね。
まとめ
少し使ってみた感じ、Chromebookのような感じで限られた用途で使う限りではかなりいい線をいっているのではないかと思います。
もちろん、すべてのアプリを確認したわけではありませんが、ChromeやTwitter、Dropboxなどは引っかかりもなくスムーズに動作しています。
なお、レビュー中、一度タッチパネルが無反応になったのですが、再起動(キーボードを繋いでキーボードからメニュー操作)をしたら復帰し、その後は発生していません。
このChuwi Vi10 Plusですが、GearBestのお盆セールバナー背景画像募集の景品にもなっています。
おそらく競争率は高くないと思うので、気になる人はチャレンジしてみるのもいいかもしれません。