最近のスマートフォンは一昔前のPC並みのスペックを持っており、これにディスプレイとキーボードをつければ普通にPCとして使えるのではないか?というアプローチは以前からありますが、その集大成的なプロジェクト、The SuperbookがKickstarterでキャンペーンを行っています。
専用アプリをインストールしたスマートフォンを接続するだけで利用可能
Superbookと同様の製品として、motorolaが発売していたWebtopというのがありますが、これは利用できるのが一部のMotorola端末のみでした。
これに対してSuperbookはスマートフォン側がUSB-OTGに対応していれば利用可能ということです。
ただ、一応推奨環境があり、最小スペックは下記の通りです。
- Android 5.0以上
- Dual Coreプロセッサ以上
- RAM 1.5GB以上
- 25MB(100MB以上推奨)の空きストレージ
最近の端末であればほぼ問題ないですね。
そしてAndroidだけではなく、MacやWindowsタブレット、Stick PCなどに接続してセカンドディスプレイとしても利用可能です。
USB接続のディスプレイとして認識されるのでしょうかね?
なお、スマートフォンにインストールする専用アプリはAndromiumです。
そんなSuperbookですが、スペック的には下記のようになっています。
- ディスプレイ:11.6インチ(1280 x 768、1920 x 1080にアップグレード可能)
- サイズ:193 x 287 x 18 mm
- 重さ:0.9Kg
- バッテリ:約8時間利用可能
プロセッサやメモリはスマートフォンのものを利用するので、Superbook自体には非搭載です。
Andromiumのラップトップ版
利用するアプリがAndromiumという時点で気づく人もいると思いますが、Superbookは2014年12月にKickstarterでキャンペーンを行っていたAndromium Dockのラップトップ版です。
Dock版では別途ディスプレイやキーボード、マウスを接続する必要がありましたが、Superbookではそれらが一体型として提供されているというわけですね。
アプリはAndroidのものがそのまま利用可能ということです。
マルチウィンドウに対応しているあたりは、Remix OSに近いものがあります。
キャンペーンは8月21日まで
Kickstarterでのキャンペーンは2016年8月21日まで。
目標額の$500,000は軽くクリアし、5倍近い$2,350,000以上の出資が集まっています。
Superbookが入手可能な出資額は$99。
うまくいけば2017年2月に出荷予定となっています。
(source Kickstarter)