Xiaomiが10コアなプロセッサ MediaTek Helio X20を搭載した5.5インチスマートフォン Redmi Note 4を発表しました。
低価格なRedmiシリーズの最新機種
Redmiシリーズには5インチクラスの無印Redmi、ディスプレイの大きなRedmi Note、ハイスペックなRedmi Proがありますが、今回発表されたのはNoteの新機種。
ちなみに先月にはハイスペックはRedmi Pro 4も発表されています。
その他、主なスペックは下記のような感じです。
Xiaomi Redmi Note 4 | |
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ディスプレイ | 5.5インチ 1920 x 1080 |
プロセッサ | MediaTek Helio X20 2.1GHz 10(デカ)コア |
RAM | 2GB/3GB |
ストレージ | 16GB/64GB + microSD |
カメラ | 13MP/5MP |
バッテリ | 4100mAh |
サイズ | 151 x 76 x 8.4 mm |
重さ | 175g |
指紋スキャナ | ○ |
Bluetooth | 4.2 |
Redmiシリーズは価格が安いXiaomiの中でもとくに安価なシリーズで、今回のRedmi Note 4もRAM2GB、ストレージ16GBモデルが899元(約13,000円)、3GB/64GBモデルが1199元(18,000円)と非常に低価格となっています。
ところで、Redmi Note 4は10コアのプロセッサを搭載していますが、読み方としてはデカコアになります。
それ以降の読み方についても以前に調べているので参考までに。
Xiaomiの低迷を決定付けたシリーズ?
Xiaomiのスマートフォンは他メーカーのフラッグシップと比べてもスペック的に見劣りせず、それでいて価格は半分近いということもあってグローバルでも人気がありますが、最近は人気が低迷し、中国国内でのスマートフォンシェアは5位に転落、世界ランキングでは8位まで後退しています。
数年前までは中国のAppleとまで言われ、プレゼンや端末デザイン自体もAppleを意識し、ブランドイメージを高めていた印象ですが、最近の中国国内では「低価格端末のメーカー」「安売りのメーカー」という地位に転落しているそうです。
この印象を決定づけたのがRedmiシリーズというわけですね。
参考:スマホ「風雲児」の面影なく 小米の急失速 :日本経済新聞
もともと中国ではブランド志向が強く、Xiaomiも持っているのがカッコいいメーカーだったのが、Redmiシリーズにより安いイメージがついてしまったため、急速にシェアを落としているとのこと。
なんか、携帯黎明期のmotorolaの人気端末、Moto Razrのような話です(非常に人気のあった機種ですが、安売りによりブランドイメージが崩れてしまった端末)。
ちなみにブランド志向という意味では、日本では歓迎され、海外でもうらやましがられている日本国内でのSamsungロゴを消す対策ですが、中国では「Samsungと分からないと見せびらかせない」という理由で敬遠されているのだとか。
ただ安くすればいいというものではない、ということでいろいろ大変なんですね。