Pixelが販売されている米や英のGoogleストアで、そのアクセサリとなるUSB-C 電源アダプタの販売を開始しました。
価格は$35とUSBアダプタにしてはちょっと高めですが、Pixelにはこのアダプタが同封されています。
Pixelが対応するUSB PD(Power Delivery)
Pixelでは、15分の充電で7時間の利用が可能という急速充電に対応しています。
急速充電というと「Quick Charge」を思い浮かべますが、Pixelが対応しているのはQuick ChargeではなくUSB PD(Power Delivery)という規格です。
参考:USB.org – USB Power Delivery
Quick ChargeはQualcommが定めた規格で、Snapdragonを搭載し、かつQuick Chargeに対応したチップを載せている端末でのみ利用が可能でしたが、USB PDはUSBの標準団体USB-IFが定めたUSBの標準規格です。
実際のところ、Nexus 5XやNexus 6Pにも15WのUSBアダプタが標準添付され、特にUSB PDとは明示されていませんでしたがUSB PDに対応していたようです(もしくは独自仕様だった?)。
PixelのアクセサリとなるUSB-Cアダプタは、18WでNexus 5X/6Pのものよりもさらに速く充電が可能とのことです。
USB PDの5つのプロファイル
USB PDには5つのプロファイルが設定されており、18WのものはPROFILE 2なので、Pixelの充電時には12V 1.5Aが供給されるようですね。
Profile | 仕様 | W |
---|---|---|
PROFILE 1 | 5V 2A | 10W |
PROFILE 2 | 5V 2A, 12V 1.5A | 18W |
PROFILE 3 | 5V 2A, 12V 3A | 36W |
PROFILE 4 | 5V 2A, 12V 3A, 20V 3A | 60W |
PROFILE 5 | 5V 2A, 12V 20A, 20V 5A | 100W |
これをみるとわかりますが、規格的には100Wまでの出力に対応しています。
PixelでもQuick Chargeは使える?
Quick Chargeではない新しい規格の急速充電が出てきて、手元にあるUSB充電器は買い直しかぁっと思ってしまいますが、Nexus 5X/6PではQuick Charge対応は謡っていなかったものの、実際には対応していたという実績があります。
PixelもSoCはSnapdragonですし、Quick Chargeも使えるのかもしれません。
この辺の情報は実際に発売されてからのレビュー待ちですかね。
(source Googleストア)