Googleが以前から開発を行っていたProject Tangoに対応したスマートフォン Lenovo Phab 2 Proが米国で販売開始されました。
Project Tangoとは?
そもそもTangoってなんだっけ?という話ですが、通常のカメラに加えて被写体との距離を測れる深度カメラ、動きを検出できるモーションセンサー(魚眼カメラ)を使い、身の回りの空間を3Dキャプチャできるというものです。
AR(拡張現実)に分類される技術ですね。
2014年に発表され、開発が続けられていました。
身の回りの空間を3Dで認識できるため、家具や大型家電などを購入前に部屋の中にセットしてみたり、家の中でモンスターと戦ったりというアプリも登場しています。
ただ、「Tangoじゃなくてもできるのでは?」という気がするのも事実です。
この辺は、まだアプリベンダーも何ができるのかを探っている状態っぽいですね。
なお、Phab 2 Proの発売に合わせて、35個のTango対応アプリがリリースされています。
いまのところTangoが利用できるのはPhab 2 Proのみですが、来年には対応機種が増えるようです。
Lenovo Phab 2 Pro
世界初のTango対応スマートフォンとなるLenovo Phab 2 Proは、6.4インチと大型のファブレットです。
プロセッサはSnapdragon 652でミドルクラスの端末となります。
仕様 | Lenovo Phab 2 Pro |
---|---|
ディスプレイ | 6.4インチ 2560 x 1440 |
プロセッサ | Snapdragon 652 built for Tango |
RAM | 4GB |
ストレージ | 64GB + microSD(128GB) |
メインカメラ | 16MP RGBカメラ 深度センサ モーショントラッキングセンサー |
フロントカメラ | 8MP F2.2 |
バッテリ | 4050mAh |
高さ | 179.8mm |
幅 | 88.6mm |
厚さ | 10.7mm |
重さ | 259g |
Bluetooth | 4.0 |
WiFi | 802.11a/b/g/n/ac |
指紋センサ | ○ |
Android | 6.0 Marshmallow |
プロセッサに「built for Tango」という記載があるのですが、何かしらTango向けのカスタマイズが入っているのでしょうかね?
価格は$499.99(約52,000円)でLenovoのサイトから購入可能です(日本へは発送してくれませんが)。
なお、日本のLenovoサイトでもPhab 2 Proの日本語ページがありますが、日本での発売は未定となっています。
Lenovo Phab 2 Pro | 世界初の Tango 対応スマートフォン | レノボジャパン
(via TechCrounch)
(source Lenovo)