JINSがAIを使ってメガネが似合っているかどうかを数値化してくれる「JINS BRAIN」というサービスを開始しました。
ヴァーチャル試着で似合っているかどうかを客観的に判定
JINS BRAINは、全国のJINSスタッフ3,000名によって約60,000件のメガネの人物画像に似合っている、似合っていないという評価を行い、その結果をコンピュータが機械学習。
完成した男性型、女性型の2つのAIがそれぞれの観点で、メガネが似合っているかどうかを評価してくれるというものです。
使い方
使ってみなくちゃわからないということで、試してみました。
VIRTUAL FITというメニューから始めます。
まず最初に自分の顔画像をアップロードする必要があります。
ノートPCなどでカメラが付いていたり、WEBカメラがあればそれを使うこともできますが、スマートフォンで自撮りした画像をアップロードでもOKです。
今回は画像をアップロードします。
すると、用意する画像の注意点が表示されるのでこれに気を付けて画像を用意します。
用意が出来たらドラッグ&ドロップでアップロード。
次は、アップロードした顔画像を移動したり拡大縮小したりして、マーカーに目と鼻の位置を合わせます。
今度はマーカーのほうを動かして目の中央にそれぞれ合わせます。
この作業では目の瞳孔間距離を測定しています。
これでやっと準備完了!
あとは右の欄からメガネを選ぶとAIが似合っているかどうかのマッチ度をパーセントで評価してくれます。
購入前に第三者の評価を聞く感じ
評価が高いものを自動でピックアップしてくれるわけではなく、自分で選んだものに対しての評価なのがちょっと面倒といえば面倒なのですが、店舗で店員さんの意見を聞かなくても、オンラインで第三者の評価を聞ける感じなのはコミュ力の足りない私みたいな人にはとてもありがたかったりします。
ただ女性AI、男性AIで結構好みが分かれているようで、両方ともに評価が高いメガネは見つけられませんでした。
女性AIが92%のフレームも男性AIでは72%だったり。
どちらのAIを参考にするかは自分次第ですね。
女性AI 100%評価のフレームもありました。
でも、これはないな・・・。
AIは自分で作ることも可能
ちなみに、判定するAIは自分で作ることも可能です。
CREATE BRAINというメニューを選ぶと、何枚かの画像が表示されるので、それぞれに自分で似合っているかどうかの評価をしていきます。
なお、利用するにはFacebookのアカウントが必要になっています。
ただこの評価方法、特に異性への評価の場合ですが、メガネが似合っているかどうかよりもモデルが好みかどうかで評価が変わってしまう気がしないこともないです。
作成したAIは先ほどのヴァーチャルフィッティングで評価するのに利用することができます。
自分で自分を評価するのも変な感じですが、Facebookでリンクをシェアすることができ、友達がそれを使って評価することも可能です。
実際に友達に会う前に、友達の評価を確認できるというのは面白いかも。
先ほどから使っている女性92%、男性72%評価のフレームを自分で試したら、76%という評価でした。
このフレーム買おうかな・・・。
すべてのフレームが選べるわけではない
なかなかおもしろい仕組みですし、店舗でメガネを買うときに自分のメガネを外さなければいけないので、「選んだフレームが似合っているかどうか、そもそも見えない」という目が悪い人あるあるを解決できる可能性があります。
ただ、今のところJINSのすべてのフレームが試せるわけではないようです。
気が付いた範囲では、アンダーリムのフレームはありませんでした。
これから充実していくのを期待したいです。
ついでに、先ほどのAIを有名ファッションモデルとかに作ってもらってその人に評価してもらえる、とかあると面白いかも。