indiegogoで出資していた、世界105か国以上でテキストメッセージが使い放題になるという「sim360」が届きました。
世界中で使えるsim360
sim360は年間$9.99で世界105か国以上でテキストメッセージサービスが使い放題になるというサービスです。
1年目の$9.99はindiegogoの出資額に含まれていました。
2年目以降は必要に応じて課金する仕組みになるようです。
SIMはごく普通
indiegogoのサイトでは青くてかっこいいSIMだったのですが、届いたのはごく普通の真っ白なSIMでした。
残念。
切り取り方で通常サイズ、micro、nanoを使い分けられるタイプです。
このタイプ、日本でもMVNOでぼちぼちと使われていますね。
裏面にはPINや電話番号などが記載されていました。
電話番号は「+372」なのでエストニアのものみたいです。
アクティベーションに一苦労
パッケージをみると、使い始めるにはまずSIMを挿し、ブラウザを開くとランディングページに飛ぶのでそこで「Switch on Sim360」を選べと書かれています。
しかし、少なくとも現状では、この方法でアクティベーションできません。
悩んだ挙句にSim360のサポートにメールで聞いたら、sim360のSIMカードの電話番号をサポート(globalsim360@gmail.com)にメールする必要があるということです。
電話番号を連絡するとsim360側で使えるように設定をするとのこと。
その返信にアクティベーションのやり方の記載もありました。
SIMを挿したら、ダイヤルアプリで「*146*941#」にダイヤル。
すると、下記のようにアクティベーションが完了します。
あとはAPNの設定ですが、APNに「MSG」とだけ入れ、適当なAPN名(ここではsim360としました)を付けて完了です。
ユーザ名やパスワードなどは必要ありません。
初期状態で「Elisa internet」というAPNが登録されていますが、Elisaはフィンランドのプロバイダみたいです。
世界中で使えるというのを売りにしているローミングSIMでは結構使われているみたいですね。
テキストメッセージだけどSMSは使えない
すっかり勘違いしていたのですが、sim360ではSMSの送受信はできないようです。
使えるのは、FacebookのMessengerやLineなどの下記のサービス。
日本で使われるのはMessenger、Line、Viberあたりでしょうか。
とりあえずMessengerが使えることだけは確認しました。
ゼロレーティングで対象アプリの通信だけ許している感じっぽい?
着信応答もOK
電話の発信については有料(今はまだできない)なのですが、着信については日本を含む105か国では無料になっています。
対象国は以下。
Albania, Andorra, Angola, Armenia, Austria, Bahrain, Belarus, Belgium, Benin,Bolivia, Bosnia and Herzegovina, Botswana, Brazil, Bulgaria, Burkina Faso,
Canada, Cape Verde, Central African Republic, Chad, Chile, China, Colombia,Congo DR, Costa Rica, Cote Divoire, Croatia, Cyprus, Czech Republic, Denmark,
Egypt, Equatorial Guinea, Estonia, Faeroe Islands, Fiji Islands, Finland, France,French Guiana, Georgia, Germany, Ghana, Gibraltar, Greece, Guadeloupe, Guyana,
Hong Kong, Hungary, Iceland, Indonesia, Israel, Italy, Japan, Jordan, Kazakhstan,Kenya, Kosovo, Korea (South), Kuwait, Kyrgystan, Laos, Latvia, Lebanon, Lesotho,Liechtenstein, Lithuania, Luxembourg, Macedonia, Malawi, Mali, Malta, Martinique,Mayotte Island, Moldova, Monaco, Mongolia, Muntenegro, Mozambique, Myanmar,Namibia, Netherlands, Netherlands Antilles, New Zeland, Niger, Nigeria, Norway,Oman, Palestine, Panama, Peraguay, Peru, Poland, Portugal, Puerto Rico, Quatar,Romania, Russia, Rwanda, San Marino, Saudi Arabia, Serbia, Singapore, Slovakia,Slovenia, South Africa, South Sudan, Spain, Sudan, Suriname, Sweden, Tajikistan,Tanzania, Thailand, Turkey, Uganda, Ukraine, United Arab Emirates, United Kingdom,Uruguay, USA, USA Virgin Islands, Uzbekistan, Vatican City, Vietnam, Yemen.
ただ着信は無料なのですが、発信側はエストニアの番号にかけるわけで、それなりに電話代が掛かりそうです。
インターネットアクセスなどの有料プランは準備中
最終的には、3G/4Gでのインターネットアクセスや、電話の発信も有料で対応予定とのことですが、この辺りはまだ準備中とのこと。
sim360のWEBサイトから設定(課金)ができるようになるそうです。
sim360は現在もindiegogoで購入可能
すでにキャンペーンは終了していますが、sim360自体は現在もindiegogoのページから購入ができるようです。
先日もBlackFridayのセールを行ったりしていました。
使い道は・・・微妙?
ちょくちょく海外に行く人なら、いちいち現地SIMに差し替えたりしなくていいので便利かもしれません。
ただ、対象になっているのが直接電話番号に紐づいているサービスというわけでもないので、SIMの差し替えや設定に慣れていれば現地でSIMを調達したほうが快適に使える気がします。
年間$9.99で世界中でLINEが使い放題と考えればそれ専用の端末を作って運用するのもアリかもしれませんけど。
最近流行りのDSDSな端末に2枚目のSIMとして挿しておくというのもいいかもしれませんね。
なんにしろ、まだサービスも構築途中というような感じなので、有料プランその他含め、詳細が判明したらここ追記するか新たに投稿したいと思います。