
耐衝撃・防水防塵スマートフォンというと、京セラのTORQUEシリーズやSamsungのGalaxy Activeシリーズが有名ですが、そこそこ高い金額なので気軽には手を出しにくいです。
しかし海外には安価ながら耐衝撃性と防水防塵、水中撮影機能までそなえたSIMフリー端末というのが存在します。
「Ulefone Armor」もそんなスマートフォンの一つです。
今回、GearBestから「Ulefone Armor」をご提供いただいたので、早速レビューしたいと思います。
タフネススマートフォン Ulefone Armor
スペック
まずArmorのスペックです。
| 仕様 | Ulefone Armor |
|---|---|
| ディスプレイ | 4.7インチ 1280 x 720 |
| プロセッサ | MediaTek MT6753 1.3GHz オクタコア |
| RAM | 3GB |
| ストレージ | 32GB + microSD(最大128GB) |
| カメラ | 13MP/5MP |
| バッテリ | 3,500mAh |
| サイズ | 148.9 x 75.8 x 12.5mm |
| 重さ | 195g |
| 防水防塵 | IP68 |
| NFC | 〇 |
| WiFi | 802.11 a/b/g/n |
| Bluetooth | 4.0 |
| OS | Android 6.0 |
| LTE | FDD-LTE B1/3/4/7/20 TDD-LTE B38/39/40/41 |
MT6453はFREETEL REI(麗)と同じものですね。
RAMも3GBあり、ミドルクラス中のミドルクラスといった感じです。
参考:Ulefone Armor – An Octa-core Waterproof smartphone with 3GB RAM and 32GB Storage
写真レビュー
正面。
ナビゲーションキーは物理ボタンになっています。
ディスプレイは4.7インチですが、上下左右のベゼルがそれなりに厚いのでサイズは少し大きめです。

なかなかカッコいい背面。
こういうのが好きな人にはたまらないものがあります。

SIMスロットとmicroSDスロットはパネルを外してアクセスします。
このためのドライバ(ただのマイナスドライバですが)も付属しています。

正面向かって右側。
下部にはカメラキーがあり、これでカメラの起動とシャッターを押すことが出来ます。
上部にあるのは「SOSキー」でこれを押すとあらかじめ設定した連絡先に一発で電話を掛けることが可能です。

左側にはボリュームキー。

上面に電源スイッチとmicroUSBポート、3.5mmジャックがあります。

microUSBと3.5mmジャックは蓋つきタイプ。

ダイキャストむき出しの底部には幅広のベルトを通せるようになっています。
カラナビを付けるようなやつですね。
どうせならそのベルトも付属してくれればいいのですが、残念ながらありません。
スリットの幅は20mmなので、18mmくらいのベルトがちょうど良さそうです。

ボリュームキーやホームボタンなど各物理ボタンはかなり固いというか重いというか、しっかりと押し込まないと反応しません。
アウトドアでも誤動作防止のためだと思いますが、普段使うにはやや苦しいかなという印象もあります。
グローブとかとしてると重いほうがおしやすいのかもしれませんけど。

他機種との比較
同じ4.7インチのiPhone 7と並べてみました。
ゴツイだけあって、サイズが一回り違います。

5.5インチのGalaxy S7 edgeとの比較
サイズ感としてはこちらのほうが近いですね。

ベンチマーク
各ベンチマークの結果です。
同じプロセッサを搭載しているREI(麗)と比べてみました。
| アプリ | Ulefone Armor | FREETEL REI |
|---|---|---|
| Quadrant | 23279 | 21771 |
| AnTuTu | 37374 | 36110 |
| Geekbench | シングル:596 マルチ:2432 |
シングル:615 マルチ:2793 |
| 3DMark | 201 | 195 |
やっぱり大体同じ感じですね。
- Quadrant
- AnTuTu
- Geekbench
- 3DMark
デレステは動く
デレステは問題なく動作しました。
グラフィックはHUAWEIのKirin系よりもジャギーが目立たず綺麗だと思います。

- Ulefone Armor
- HUAWEI Mate 9
塗れた指でも使えるというけれど・・・
ulefoneのサイトを見ると「特別な制御ICを使っていて指が濡れていても問題ない」ということをアピールしています。

なので実際に試してみたのですが、確かに濡れた指でも操作が可能でした。
ただ、そのレベルだと最近のスマートフォンはiPhoneを含め大体対応しています。
防水端末ということで、やっぱり水中やがっつり濡れた状態でのタッチ操作を期待したいところなのですが、それには非対応。
画面がある程度濡れていると正しくタッチ操作ができません。
静電容量タイプのタッチパネルを使っている以上、仕方がない部分ではありますけどね。
なお、カメラについては、側面に物理キーがあるので水中でも問題なく使えるはずです。

カメラは割といい
カメラですが、この手の端末ではあまり期待できないことが多いのですが、思いのほかよかったです。
「思いのほか」なので最近のハイエンド機と比べようもないのですが、ちゃんと寄れるしピントもそこそこ速いし、HDR撮影も可能です。
ただ、ホワイトバランスはオートだとちょっと変かなぁ。

スクリーンショット
- ホーム
- アプリドロワー1
- アプリドロワー2
- 端末情報
- ストレージ
- SOS設定
17,000円ならアリ
LTEの対応バンドが少なく、物足りなさはありますが、スキーグローブをはめていても物理ボタンで写真が撮れるし、これからの季節にはなかなか面白いかもしれません。
GearBestでは、16,620円で販売中。
国内で出ているこの価格帯の格安端末は、単に安いだけというものが多いですが、もっとArmorみたいに尖った端末がでてくると面白くなるんだけどなぁ。














