MWC 2017で発表されたHUAWEI P10。
背面デュアルレンズカメラがMate 9相当のVer.2.0になったほか、フロントカメラもライカレンズになりました。
その一方でビューティーモードの効果がリアルタイムに確認できなくなったという改悪のため、一部で不評を買っていたりしますが、そんなP10のカメラ性能をDxOMarkが評価しています。
評価結果は87点でPixelの89点には及ばなかったものの、なかなかの高評価です(ちなみにMate 9は85点、P9は80点)。
なお、写真だけだと88点、動画撮影が84点という内訳です。
写真での評価としては、極端な低照度を含むあらゆる条件で、良好な露出が得られ、正確なホワイトバランスでカラーレンダリングも良好とのこと。
ディテールとテクスチャーの再現もよく、鮮明な結果が得られているとしています。
マイナスポイントとしては、屋外での撮影時に露出が不安定になり、暗部がつぶれることがあるという点が挙げられています。
また、低照度の撮影時に色合いが不自然になることがあるのもマイナス評価だそうです。
動画撮影に関しては、全体的に輝度ノイズが目立つという評価です。
DxOMarkのサイトではPixelとの比較なども行われていますが、比べてみるとかなりはっきりした違いが出ています。
もとになっているMate 9のカメラでは、白黒写真のディテールはともかくとして、色乗りはP9のほうが良かったという人も多いようなので、実際に使う人がP10のカメラをどう評価するのかが楽しみです。