
先月の話ですが、Android Open Source Project(AOSP)のサイトに次期Pixelとみられるコードネーム「Walleye」が登場したということで話題になっていました。現在はこのコードネームは削除されているのですが、次期Pixelのコードネームはほかにも「muskie」「taimen」があるようで、合計3つのPixelが開発中のようです。
なぜかここにきて、この話題を再度取り上げている海外ガジェットサイトが増えているので、初出のときに触れていなかったこともありあらためて紹介したいと思います。
次期Pixelは3機種のコードネーム
まず3つのコードネームですが、Nexusの伝統に乗っ取って、それぞれ魚の名前になっています。どれも日本だとあまりなじみがないですが、釣りが好きな人ならわかるのかな?
misukie(マスキーパイク)はカワカマスの仲間で日本では特定外来生物に指定されているそうです。walleye(ウォールアイ)はスズキ目の魚ですが、マスキーパイク近縁のノーザンパイクと混同されることもあるとか。
なお、サイズ的にはmisukieのほうが大きく、こちらがPixel XLの後継、walleyeがPixelの後継と考えられています。
もう一つのtaimen(アムールイトウ)は、世界最大のサケ類で、体長は2mを超えるものもいるそう。タブレットではなく大型のファブレットになるようです。
Nexus、Pixelのコードネーム
過去のNexus、Pixelシリーズのコードネームは下記。すべて水生生物の名前となっています。
- Nexus One : mahimahi(シイラ)
 - Nexus S : herring(ニシン)
 - XOOM : stingray(アカエイ)
 - Galaxy Nexus : tuna(ツナ)
 - Nexus 7 : grouper(ハタ)
 - Nexus 7 3G : tilapia(ティラピア)
 - Nexus Q : steelhead(ニジマス)
 - Nexus 4 : mako(アオザメ)
 - Nexus 10 : manta(オニイトマキエイ)
 - Nexus 5 : hammerhead(シュモクザメ)
 - Nexus 6 : shamu(シャチ) ※1
 - Nexus 7(WiFi 2013) : flo(ヨスジリュウキュウスズメダイ) ※2
 - Nexus 7(mobile 2013) : deb(ヨスジリュウキュウスズメダイ) ※2
 - Nexus Player : fugu(フグ)
 - Nexus 9(LTE、WiFi) : flounder(ヒラメ)
 - Nexus 5X : Bullhead(ネコザメ)
 - Nexus 6P : Angler(ニシアンコウ)
 - Pixel:Sailfish (バショウカジキ)
 - Pixel XL:Marlin (マカジキ)
 - Pixel後継:walleye(ウォールアイ)
 - Pixel XL後継: muskie(マスキーパイク)
 - ファブレット:taimen(アムールイトウ)
 
※1のShamuは、サンディエゴのSeaWorldで飼育されていたシャチの名前。
※2のflo、debは映画ファインディングニモに登場するキャラクターです。
なお、AndroidタブレットのPixel Cには「Ryu」というコードネームが付いていますが、これが龍のことなのか、ドラゴンフィッシュ(アジアアロワナ)のことなのかは不明。
(source Android Police, Droid Life)

