au、docomoから発売が決まったGalaxy S8 / S8+。超狭額縁なInfinity Display(インフィニティディスプレイ)が特徴で、5.8インチ、6.2インチと大画面の割に本体サイズは5インチ、5.5インチクラスに収まっています。
この小型大画面に惹かれている人も多いと思いますが、「大画面で動画を楽しみたい」と思っている人はちょっとだけ注意したほうがいいかもしれません。
16:9の一般的な動画は画面を使いきれない
Galaxy S8+とHUAWEI Mate 9とで、動画の表示サイズを比較してみました。ちなみにサイズとしてはがぁxyS8+が6.2インチ、Mate 9は5.9インチとなります。
下図は一般的な16:9サイズの動画を表示したところ。
Mate 9は画面サイズが16:9なので、この画面いっぱいに動画を表示することができます。一方のGalaxy S8+は画面サイズが18.5:9と変則的。このため、画面をすべて使いきることができず、横幅の狭さ(この場合は上下の狭さ)につられて表示サイズが小さくなってしまいます。
設定により画面いっぱいに表示することもできますが、その場合、上下の表示が切れてしまいます。映画などで字幕表示をしている場合には字幕が切れてしまうこともあり、ちょっと使いづらいです。
シネスコサイズなら大画面を有効活用可能
反対に、最近徐々に増えてきているシネマスコープサイズ(21:9)の動画なら、違和感なく大画面を活かすことができます。
下図はBladerunner 2049のトレイラー映像から。シネスコサイズなので先ほどと違いGalaxy S8+が画面いっぱいに表示できるのに対して、Mate 9では上下に空白ができ、表示が小さくなります。
マルチ画面は使いやすい
そんなことを言ってもシネスコサイズのコンテンツはまだ多くはありません。では、インフィニティディスプレイを活かす場面はまだ少ないのかというと、それは使い方次第。例えば、表示を2分割できるマルチディスプレイを使い、動画を観ながらTwitterやLINEなどをする場合には縦長の画面がとても重宝します。
下図は右がGalalxy S8+、左がGalaxy S7 edgeです。
S8とS8+、どちらにするか悩ましい
AmazonビデオやNetflixでもシネスコサイズのコンテンツが増えてきているので、スマートフォンでそれらを楽しみたいならS8+かなと思います。逆にスマートフォンで動画はあまり見ないというのであれば、片手でも扱いやすいS8のほうがいいかもしれません。
というか、完全に好みの問題でもありますけどね。
できるなら、量販店などで両方手に取って比べてみるのが一番だと思います。
5月26日からは原宿で「Galaxy Studio Tokyo」が開催されます。このタイミングなので、Galaxy S8 / S8+も当然あるはず。詳しい人に話を聞きながらいじれるチャンスかもしれません。