今年4月にXiaomiが発表したAndroidタブレットのMi Pad 3をGearBestからレビュー用に提供頂きました。
外観が先代のMi Pad 2と全く同じという新製品感がまるでない製品だったりするのですが、実際のところ中身もあんまり変わってはいませんでした。
[nlink url=”https://dreamseed.blog/review/xiaomi-mi-pad-2″][nlink url=”https://dreamseed.blog/news/xiaomi-mi-pad-3-release”]
見た目は変わっていないMi Pad 3
まずは基本スペックのおさらいということで、先代のMi Pad 2と主なスペックを比較してみます。
仕様 | Mi Pad 3 | Mi pad 2 |
---|---|---|
ディスプレイ | 7.9インチ | 7.9インチ |
解像度 | 2048×1536 | 2048×1536 |
SoC | MediaTek MT8176 | intel Atom X5-Z8500 |
RAM | 4GB | 2GB |
ストレージ | 64GB eMMC5.0 | 16/64GB eMMC4.5 |
バッテリー | 6600mAh | 6190mAh |
カメラ | 13MP f2.2 / 5MP f2.0 | 8MP f2.0 / 5MP f2.0 |
Bluetooth | 4.0 | 4.1 |
センサー | 加速度、環境光、ジャイロ | コンパス、加速度、環境光、ジャイロ |
高さ | 200.4mm | 200.4mm |
幅 | 132.6mm | 132.6mm |
厚さ | 6.95mm | 6.95mm |
重さ | 328g | 322g |
大きな違いはSoCの変更とRAMが4GBにアップした点。外形寸法は変わりませんが、バッテリ容量が増加したのに伴い、少しだけ重くなっています。
外観
外観レビューです。といっても、先ほどから書いているようにMi Pad 2と変わってはいません。
Mi Pad 2のリリース時には「iPad miniにそっくり!」という話がありましたが、タブレットは結局のところ似たり寄ったりのデザインに落ち着いてしまう気がします。
背面もシンプル。下部にあるのはスピーカー。結構いい音が出ます。
正面向かって右側面に電源とボリューム。左側面には何もありません。
上面に3.5mmジャック。
底面にはUSB Type-Cポートがあります。
頑張れば片手でもなんとか持てますが、あまり頑張る必要はない気もします。
Mi Pad 2と比較
Mi Pad 2と並べてみました。唯一違いらしい違いと言えば、正面左上にあったXiaomiのロゴがなくなっているくらい。
背面も同じですが、ロゴ下の「Designed by Xiaomi in Beijing. Made in China」の文字が少し大きくなっています。
ベンチマーク
ベンチマーク結果は下記。
ベンチマークソフト | Mi Pad 3 | Mi Pad 2 |
---|---|---|
AnTuTu | 81327 | 81848 |
Geekbench(シングル) | 1595 | 1049 |
Geekbench(マルチ) | 3805 | 2886 |
3DMark | 742 | 1283 |
Mi Pad 3はRAMが4GBになったので、もう少し差が出るかと思っていたのですが、それほど違いは出ませんでした。
3DMarkのスコアが大きく下がっていますが、これはSoC変更の影響ですね。実際、Mi Pad 3のほうがカクカクしているというか、フレーム落ちが激しい印象です。
それ以外では、操作もスムーズで、実用する上で困ることはないと思えます。
中身について
Mi Pad 3、公式には国際版のROMは存在せず、標準状態ではGoogle Playに非対応です。しかしGearBestでは独自にショップROMを焼いているため、Google Playが入っており、日本語にも対応した状態になっています。
ストレージが64GBになったため、Mi Pad 2(16GB)よりもかなり余裕があります。microSDは使えませんが、クラウドと組み合わせれば問題ないレベルで使えそうです。
なお、Android 7.0ベースになりましたが、画面分割には非対応。これはMIUIが対応していないためですね。せっかく画面が広いので画面分割やフリーフォームモードを使えるともっと便利になりそうなだけに、ここは残念な点です。
ビューワー用途に使いたい
スペック的にも過不足なく、かなり実用的なタブレットだと思いますが、残念なことにSIMは挿せず、データ通信には非対応。ただストレージが64GBと低価格なタブレットにしては余裕があるので、本体に動画や書籍などをダウンロードしておいてもそれほど運用に苦労することはなさそうです。
なので、動画視聴やマンガ・書籍リーダーとしては使いやすいかもしれません。
そんなXiaomi Mi Pad 3はGearBestで販売中。GearBestではセール以外にもちょくちょくクーポンを配布しているので、公式Twitterアカウント(@kakukumosi)もチェックしてみてください。