昨日の晩御飯は麻婆茄子。茄子だけだと寂しかったのでニンジンも加えてみました。茄子と人参は素揚げしてから、味付けは鶏がらスープ、砂糖、醤油とシンプル。麻(山椒の痺れるような辛さ)も辣(唐辛子の辛さ)もないので、正確には茄子とひき肉の炒め物かな。
有名な話ではありますが、麻婆茄子は日本で生まれた中華料理で、本場中国にはこの名の料理はありません。元になっているのは、魚香茄子という茄子とひき肉を使った料理。
「魚香(ユーシャン)」とは泡辣椒(パオラージャオ)という、唐辛子をフナと一緒に塩漬けした辛味とニンニク、ショウガが効かせ、酢を隠し味に使った風味のこと。魚を使わずに、魚の様なうま味を作り出す手法で、他にナスではなく、豚肉の細切りやアブラナなどを使う場合がある。
ちゅうこうとで、本来は麻婆豆腐とはかなり違う味っぽいですね。しょっつるなんかの魚醤を使うと日本料理風になるのかも。