カナダのオタワで先週末、巨大なクモとドラゴンの戦いがありました。といってももちろん本物ではなく、巨大人形を駆使するパフォーマンス集団「ラ・マシン」のストリートパフォーマンスです。ラ・マシンの巨大グモ「ラ・プランセス」は以前、横浜でもパフォーマンスを実施しています。
カナダでの公演は4日間。ただ町を練り歩くのではなく、ストーリーがあり、ちゃんとした「公演」だったようです。各日の詳細は、カナダのCBCが動画と共に公開しています。
今回クモの「ラ・プランセス」と戦っていたのは「LONG MA」。龍と馬のハーフというか、麒麟っぽいですね。LONG MAが翼を取り戻そうとするのを悪の化身であるラ・プランセスが邪魔をする・・・という感じのストーリーのようです。
それぞれの人形はAIによる自動制御ではなく、巨大な操り人形的な構造。脚や首などそれぞれそのパーツを別々の人が操作しています。また、よく観なくてもわかりますが、人形それ自体が自重を支えているわけではなく、後ろにクレーンのような台車があり、これが人形を吊っている構造です。
実際に目の前で見てみたいですが、単体でのパフォーマンスはまだしも、町中を使った今回のような大掛かりな公演は日本では難しそうですね。
なお、巨大ロボットの戦いと言えば、水道橋重工のクラタスと米Megabotsの試合が8月に予定されています安全性を考慮して無観客試合になるとのことですが、こちらも楽しみです。
(via The Verge)