前回、外観を中心にレビューしたEssential Phone PH-1ですが、今回は主にソフト面について紹介します。
ほぼ素のAndroidなEssential Phone
ソフト面を紹介といっても、実はあまり紹介することはなかったりもします。搭載しているのはAndroid 7.1.1で、ほぼ素のAndroidのままです。
ホームランチャーもAndroid標準のLauncher3、初期アプリも特別なものはありません。
なんとなくNexusやPixelを弄っている気分になります。Pixel弄ったことはないですけど。
唯一のオリジナルアプリはカメラ
ほぼ素のAndroidとなっているEssential Phoneですが、唯一と言っていいオリジナルアプリがカメラです。
Essential Phoneのリアカメラは13MP x 2(RGB + Mono) のデュアルカメラなので、標準のカメラアプリでは対応できなかったのでしょう。
だがしかし。そのカメラアプリが驚くような出来です。なにしろ、設定できる項目がほぼありません。
写真撮影のモードとして選べるのは「Auto」「Mono」だけ。各種設定を弄れるマニュアル(プロ)モードがないだけでなく、そもそも画像サイズを選べないどころかグリッド線の表示すらできません。撮影に影響する設定としては、フラッシュとHDRの有無を選べるだけです。
肝心の写真のほうは、野外では解像感を含め、かなり良好な感じです。
ただ、室内撮影(というか低光量の場合?)だと解像感はあるものの、全体にくすんだ感じになります。
こちらはGalaxy S8+のもの。
PH-1のほうが自然と言えば自然に見えなくもないのですが、料理等の撮影モードがあるわけでもないので、室内撮りは厳しいかもしれません。
360度カメラもの同じカメラアプリを使用
Essential Phone PH-1と言えば同時に発表された360度カメラも気になるところですが、この360度カメラでの撮影も、前述したカメラアプリを利用します。
360度カメラを背面に接続すると、カメラアプリが360度モードに変更。なお、360度カメラを接続中は常に360度モードになってしまうので、標準カメラでの撮影は行えません。ちょっと不便。
ちなみに360度カメラの画像はこんな感じです。
[vrview img=”https://dreamseed.blog/wp-content/uploads/2017/09/2017-09-13-00.44.51.jpg” ]
この辺の詳細はまた別途。
ちなみに、360度カメラには技適マークがありました。