すでに各所で話題になっていましたが、sonyからGoogle TV対応のSony Internet TVが発表になりました。詳しい内容はテクノロジー系サイトに譲ります(というか私自身、google TVに詳しくないです…)が、面白いのが値段への反応。
「40型で10万とか安い!」や「値段高いだろう、いらね。」など正反対の意見が出ています。実際のところ、この値段付けはどうなんだろかと少し調べてみました。
まず、Sony Internet TVの値段ですが、
- 『NSX-24GT1』(24V型): $599.99(約51,000円)
- 『NSX-32GT1』(32V型): $799.99(約68,000円)
- 『NSX-40GT1』(40V型): $999.99(約85,000円)
- 『NSX-46GT1』(46V型):$1,399.99(約119,000円)
ということになっています。なお、日本円は1ドル=85円で換算しました。
それではということで、通常の液晶モニタの値段はどうなっているのか公平を期すために米Amazonで調べてみました(日本とアメリカでは価格差があるので米Amazonで調査。また、Sony Internet TV自体はTVチューナ非搭載のはずなので、液晶モニタと比較してみました。アメリカではインターネットでのTV番組配信が進んでいるのだそうです)。
- 24V型:$200~300
- 32V型:$300~400
- 40V型:$500~800
- 46V型:$600~12,000
単純にインチ数だけで価格を調べて性能を比較していないので参考程度ですが、概ね上記のような価格です(もちろん、値段はピンキリなので上記の範囲外のものも存在します)。これだけみると、Sony Internet TVは決して安くはないですね。簡易的とは言えPCを搭載していると考えても割高な気がします。おそらく、「安い!」と言っている人はチューナ搭載の所謂液晶TVと比較しているのではないでしょうか?
現状では日本に持ち込んでも何が出来るというわけではない(ネットは出来ると思うけど、別途チューナーがないとTVは見れない)ので、PS3やWiiでも十分ではないかと感じます。twitter対応も謳っているようですが、そもそもリビングにある大画面TVでtwitterやりたいって需要はあるのでしょうか?
今後、アプリの追加(これも需要があるかは微妙ですが)、映画レンタルなどが始まれば多少魅力も出てきそうですが、現状ではネットにつながるTV以上の価値を見出せないのが本音です。
もちろんこれは私個人の価値観なので、もし「何いってんだよ。google TVはこんなにすごいんだよ!」という方がいらっしゃれば、ぜひ詳しく教えてください。