MicrosoftとSamsungが、Windows Mixed Realityヘッドセット「Samsung HMD Odyssey」を発表しました。499.99ドル(約5万6000円)と少々高価なヘッドセットで米国ではすでに予約が開始されています。11月6日に出荷予定。
Windows Mixed RealityのヘッドセットはAcerやDELL、Lenovo、ASUS、HPなどがすでに発表、一部では販売が開始されていますが、そこにSamsung HMD Odysseyも加わる形。
これまで、Windows Mixed Realityヘッドセットのスペックは基本的に横並びだったのですがディスプレイが3.5インチ 1440×1600(他社は2.89インチ 1440×1440)、視野角が110度(他社は95度)と少しだけスペックが変わっています。
またSamsungが買収したAKGのヘッドフォンが内蔵されているのも特徴です。
なお、499.99ドルの価格には、2つのモーションコントローラも含まれています。Acerのヘッドセットもコントローラセットでは399ドルなので他社と大きくかけ離れた価格設定ではなさそうです。
Samsung HMD Odyssey、米国以外では中国、韓国、ブラジル、香港で年内に販売されるとのことです。
ちなみに、スタンドアロンでは利用できず、10月17日に公開されるWindows 10 Fall Creators Updateを当てた、対応PCが必要になります。
それにしてもWindows Mixed Reality、いつの間にか一大勢力となりました。Ocurus RiftやHTC Viveと違い、外部にカメラやセンサを必要としない「インサイドアウト」方式のルームスケールが実現できる手軽さが受けているのかもしれません。対応アプリも増えているようですし、年末~来年にかけて、VR/ARの主力製品となっているかもしれません。
(source Samsung)