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Amazonのフィットネスバンド、Amazon Haloを購入してみました。日本への発送はしてくれないので転送サービスのSpear-Netを利用。現在は99.99ドルですが、私は25%オフの74.99ドルのときに購入しました。転送サービスとあわせてもトータルで1万2000円ほどでした。
Amazon Haloが何なのか、あらためて説明すると、ディスプレイがないフィットネストラッカー。といってもスポーツ等のアクティビティやランニングのコースを記録してくれるわけでもなく、アクティブに動いた時間や歩数などを計測してくれるというシンプルな内容です。
特に操作することがないシンプルな外観
本体には側面にボタンが1つありますが、これは音声から感情などを読み取ってアプリ上で表示してくれるTONE機能のON/OFFに使います。音声を利用するため、TONEの使用中は内蔵マイクがONになります。ボタンを3秒長押しすると機能をOFFに出来ます。これはアプリ上からもできるので、正直使うことはない気がします。
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背面には心拍センサーと充電用のPOGOピン。
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ちなみに充電は専用のクリップ式充電台を使います。この感じ、懐かしい……。
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ベルトは本体から分離可能。ゴム(シリコン?)の突起を差し込む形で固定しています。標準のベルトはナイロン素材ですが、別売りでスポーツタイプもあります。
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ベルトの固定はベルクロ式。付け外しは簡単です。
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アプリは日本からはダウンロード不可
コンパニオンアプリは、Amazon Halo。Google PlayとAppストアで公開されていますが、日本からはダウンロードできません。日本からはというか、日本に紐付いたGoogleアカウントではダウンロード不可です。単にVPNで米国アクセスにしてもダメなので注意。
今回は、VPNで米国に接続した状態でGoogleアカウントを新規作成し、そのアカウントでGoogle Playからダウンロード・インストールを行いました。
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なお、当然ながらアプリはすべて英語です。とは言っても、見ればなんとなくわかる作りではあるので、英語がわからなくても困ることは少ないと思いますが。初期設定で慎重や体重を登録するのですが、その単位がヤード・ポンド法なのだけ注意です。メートルやKgに変更することはできません。
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歩数や運動時間などはActivityから確認可能。なお、総合的なスコアをWHOとCDCが推奨する方法でptsとして表示します。軽い運動なら1分で1pts、強めの運動なら1分で2pts。1週間で150pts以上を目指します。ようするに、Google Fitのハートポイントと同じものです。
睡眠ログも計測可能で、こちらは他の機種でもよく見る表示です。深い睡眠(DEEP)、浅い睡眠(LIGHT)、レム睡眠(REM)、覚醒(AWAKE)を表示してくれます。
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また、睡眠時の体温(装着している部分の皮膚温度)も計測しており、数日間データをためると、睡眠時のベースライン(基本体温)と日々の変動を表示出来るようになるそうです。
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TONEはまだわからず。そもそも日本語でも使える?
Amazon Haloの特徴的な機能の1つが、音声から感情などを読み取り可視化してくれるTONEという機能。ただ、常時マイクをONにするため、これを利用するとバッテリー消費が多くなるようです。
また、初期セットアップ時には、ナチュラルな状態の音声を学習させるため、表示される英文を読み上げる必要があります。英語が苦手だと、この時点でハードルが高めです。
そして何より日本語でも感情を読み取ってくれるのかがわかりません。たぶんダメな気がしています……。あと、当然ながら感情を読み取るには会話が必要になります。私、一日中、ほぼ会話をしていないのでこの機能、そもそも意味がないかも……。
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体脂肪測定機能が面白い
TONEと並ぶ、もう一つの特徴的な機能が体脂肪の測定機能。アプリで体を撮影すると、AIがなんやかんやで体脂肪率を測定してくれます。
とりあえず測定してみたところ、19%という結果。ちなみに家庭用の体重計で測定すると27%となります。さすがにそんなにはないと思う。あと、撮影した画像を利用し、体脂肪が8%~50%になった場合の体を表示可能。とりあえず10%を目指したいと思います。
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この機能、フィットネストラッカーとは関係がないとも言えるので、これだけ独立したサービスにして欲しいです。
ちなみにこの体脂肪測定とTONEは、本来有料メンバーシップ(月額3.99ドル)限定の機能なのですが、Halo購入後6ヶ月間は無料で利用可能です。
バッテリー持ちはやや悪い
バッテリー持ちは、公称ではTONEを使わない場合は最大7日、TONE使用時は最大2日ということになっています。とりあえず2日間、TONEを無効にして使っていましたが、バッテリーが約50%減りました。頻繁に同期したりしていたのも影響しているとは思いますが、7日は持ちそうにないかなという感じです。
ディスプレイもないので、もっと長持ちしても良さそうな気がしますが、皮膚温度をリアルタイムで計測(150秒毎に計測しているっぽい)するなど、いろいろと裏で動いている様子。
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いじり倒すことなく、おとなしく使うようになるとバッテリー消費も落ち着くのかもしれませんが、それでももう少し長持ちはして欲しかったところです。
現状、日本で発売する可能性はかなり低いと思いますが、Googleもディスプレイのないフィットネストラッカーを計画しているという話もありますし、フィットネストラッカーが盛り上がると、世界展開も行われるかもしれません。
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何にしろ、しばらくは使ってみたいと思います。