かなりの苦戦を強いられているというか、明らかに失敗していると思われるAmazonのFire Phoneですが、昨年10月頃にはHTCと組んでハイエンドとローエンドの2機種を開発しているという噂がありました。
AmazonのスマートフォンはHTCと組んで開発しているという噂 – Dream Seed
しかし世に出たのはハイエンドモデルで、そこにHTCは絡んでいません。
どうやら、ハイエンドモデルはAmazonの自社設計、ローエンドモデルはHTCが開発していたということですが、AT&Tの圧力によりHTC製のローエンドモデルはお蔵入りになったということのようです。
HTCの端末が米国での独占販売権を持っていない(AT&Tが独占販売権を持っていない?あるいはHTCの端末が米国外でも販売されるという意味?)ということにAT&Tが懸念を示し、ハイエンドモデル(現在のFire Phone)のサポートを盾にAmazonにHTC端末プロジェクトの破棄をせまったとのこと。
結果としてAmazonは低価格端末への参入機会を失い、HTCも新しい販路を失ったわけですが、この件で誰が得をしたのかというと、誰も得してない気がします……。
HTCの低価格端末が出ていたとして、それがヒットしたかどうかはわかりませんが、多少は状況も違ったものになっていた気はしますね。
(via engadget)
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