日本でもいろいろと発表されたEchoデバイスですが、米国ではさらに多くの製品が発表されています。
Echo Auto
Echo Autoは車載用Echoデバイス。といってもこれ自体にスピーカーは搭載されておらず、カーオーディオを利用します。接続はBluetoothあるいはAUX。どちらも無理な場合はFMトランスミッタやカセットテープアダプタなども利用できるとか。
ネットワーク接続にはスマートフォンを利用。こちらもBluetooth接続するようです。
本体には8個のマイクアレイを搭載しており、結構うるさい車の中でも音声を聞き取れるとのことです。
価格は49.99ドル(約5600円)。招待制での販売となっており、実際の発売は今年後半になる模様。なお、招待中は24.99ドル(約2800円)となっています。
Echo Wallclock
それはもう、壁掛け時計です。それ以外の何物でもなく。
これ自体にAlexaは搭載されておらず、他のEchoデバイスとBluetooth接続して使います。Echoコンパニオンデバイスというジャンルの製品。日本でも出るEcho Sunも同じくコンパニオンデバイスです。
「Alelxa、10分タイマーを設定」などとタイマーを設定すると、残り時間や最後の60秒をカウントダウンしてくれるとか。またアラームやリマインダーも視覚的なアニメーションで表示できるとのこと。ちなみに時計自体はアナログで、LED表示は文字盤周囲の部分だけのようです。
価格は29.99ドル(約3400円)。発売日などはまだ未定です。
Echo Input
EchoシリーズはAUX出力が可能で、既存のオーディオシステムと接続することで高品位なサウンドを利用することもできます。Echo Inputはそれに特化したもので、平たく言えばスピーカーを廃したEcho Dot。GoogleのChoromecast AudioのAmazon版です。
外部スピーカーとはAUXもしくはBluetooth接続。Wi-Fiスピーカーは利用できません。なお、音声フィードバック用のスピーカーは搭載しています。
価格は34.99ドル(約4000円)で年内に発売予定。
Echo Link
Echo Inputの上位版のような製品。アンプに接続して利用。これ自体にAlexaは搭載していないコンパニオンデバイスです。
価格は199.99ドル(約2万2500円)で間もなく発売予定とのこと。
Echo Link Amp
60Wの2チャンネルアンプを内蔵したEcho Link。
価格は299.99ドル(約3万4000円)で、こちらも間もなく発売予定。
Amazon Smart Plug
Echoデバイスではありませんが、一緒に発表されたスマートホーム製品。コンセントに接続し、電源をON/OFFできるだけのもの。
サードパーティ製品ではすでにいろいろ出回っていますが、それのAmazon版です。
価格は24.99ドル(約2800円)で10月11日発売。
Amazon Basics Microwave
これもAlexa対応のスマートホームデバイス。ようするに電子レンジです。
EchoデバイスのAlexa経由で音声操作が可能なほか、本体に「Ask Alexa」ボタンを搭載。これを押すと「Alexa」と発話したのと同じ状態になり、ペア設定したEchoデバイスがコマンド認識状態になります。
また必要なのかは疑問ですが、Amazon Dash Replenishmenに対応しており、レンジで作るポップコーンの在庫が少なくなると自動発注が可能です。
電子レンジとしての機能は700Wでターンテーブルがないタイプ。操作系はシンプルですが、Alexaに調理名を伝えれば適切な時間の温めができるようです。
価格は59.99ドル(約6800円)で11月14日発売。
Fire TV Recast
最後はEchoやAlexaデバイスではなく、FireシリーズのFire TV Recast。チューナーを搭載したレコーダーで、平たく言えばNasneのAmazon版です。
これ自体にはモニターを接続できず、Fire TVやEcho Show、あるいはモバイルデバイスにインストールしたAmazonアプリから視聴します。インターネット経由で出先からの視聴も可能。
価格は2チューナー500GBモデルが229.99ドル(約2万6000円)、4チューナー1TBモデルが279.99ドル(約3万1500円)。11月14日発売です。