米Amazonが、多くのサプライヤーへの発注を停止、マーケットプレイスで販売するよう促し、ちょっとした騒ぎになっているようです。
Amazonは、小売店がAmazon上で販売するマーケットプレイスと、Amazonが仕入れ、Amazonが販売する方式とがあります。Amazonとしては、自社での仕入れを減らすことで在庫管理や発送などの費用を抑えることが可能。また、マーケットプレイスでの出品による倉庫利用料や手数料の徴収も行えます。
ようするに、マーケットプレイスで出品させて、Amazonで保管・発送を行ったほうが旨味があるというわけです。
もちろん、すべての商品が対象ではないのでしょうが、この通知自体が突然のことだったらしく、注文を切られた小売店がパニックになっているとのこと。あくまでも米Amazonでのできごとではありますが、日本でもおこならないとも限りません。
ただ、マーケットプレイスは玉石混交なので、できたらAmazonからの販売・発送を続けて欲しいところです……。
先月末には、日本Amazonがポイント還元の原資を出店者側に負担させるのは独占禁止法に違反するのではないかとして、公正取引委員会が調査に乗り出すとの報道もありました。
(source Bloomberg)