市場シェアの50%以上を握り、我が世の春を謳歌しているAndroidですが、その勢いは今年がピークになるかもしれません。
「Androidは 今後もスマートフォン用OSの首位を守るが、シェアは米国MicrosoftのWindows Phoneの台頭とともに少しずつ縮小していく」というレポートを米国のIT専門調査会社IDCが発表しました。
レポートによると現在5.2%のシェアしかないWindows Phoneが、Nokiaの新興市場での影響力の強さを背景にして2016年には19.2%にまでシェアを伸ばし、Androidについで2位の座を着くとのこと。Windows Phoneのシェア拡大に伴い、Androidは61%から52.9%に縮小。iOSも20.5%から19.0%にシェアを落とすという予想です。
この予想、かなり前から繰り返されているものですが、日本にいるとWindows Phoneがシェアを伸ばすというのはあまりピンとは来ませんね。ただ、レポートを読む限りではWindows PhoneがどうなるかはNokia次第という印象です。レポートでは「新興市場に多いフューチャーフォン(SymbianOS)ユーザーを早急にWindows Phone7に取り込む必要がある」と書かれています。
Lumia900の話題などで少しずつ存在感を増しているWindows Phoneですが、年末にも発売されるというWindows8や次期Windows Phone8の登場で急速に拡大する可能性はなくもないかな、という気はしますね。
(via COMPUTERWORLD)
(source IDC)