Googleは10月8日(現地時間)、Androidの新機能として、警報音や犬の鳴き声など、周囲の重要な音をスマートフォンで検知し、画面上に通知する「音検知通知」を発表しました。主に難聴など耳が不自由な人に対しての機能ですが、ヘッドホンなどをしている場合にも役立つとしています。
検知できる音としては、下記の種類があり、必要に応じて選択可能です。
- 煙・火災警報
- サイレン
- 大声
- 赤ちゃんの声や音
- ドアフォンのベル
- ノックの音
- 犬の吠える声
- 家電の音
- 流水
- 固定電話の着信音
また、スマートフォンだけではなく、Wear OSのスマートウォッチでも利用できます。手首で振動しテキスト通知を表示するので、寝ている間でも気づけます。Wear OSのバッテリーが持てばですが……。
なお、音声検知通知にはタイムラインビューがあり、過去数時間に検出された音を視覚的に確認出来ます。犬の鳴き声を検知してそれに気が付いた際、その原因となった音がないか遡って確認出来るわけです。
Androidの音声文字変換(Pixelにはプリインストール済み。他のデバイスではGoogle Playからダウンロード可能)のアップデートで提供されるもので、「設定 > ユーザー補助 >音検知通知」で有効に出来ます。有効にすると、常時スマートフォンのマイクを利用するため、バッテリー消費が増える可能性があるとのこと。なお、音声はすべてデバイス内で処理され、外部に送信することはないとしています。
source: Google, Androidヘルプ