Nexus 5のカメラはAndroid端末としてはかなり頑張っているほうですが、まだまだ最高といえるほどのものではありません。
Nexus 5については、今年の2月にGoogleの中の人が、「We are committed to making Nexus phones insanely great cameras. (Nexusスマートフォンにめちゃめちゃすごいカメラを搭載する)」とGoogle+にコメントしていたこともあり、かなり期待されていたのですが、蓋を開けてみれば「それなり」という感じです。
しかし、Nexus 5のカメラはまだその真価を発揮していない可能性があります。
Nexus 5とともに登場したAndroid 4.4 Kitkatのソースコードが公開されましたが、その中に以下のコメントが見つかっています。
DO NOT MERGE: Hide new camera API.
Not yet ready.
Bug: 11141002
このコメントの日付は10月11日。つまりリリースの1か月前まで作業していたものの、バグが取れずカメラの新APIを使うのをやめて、従来のAPIに戻したということですね。
この新API(Android.hardware.photography、既存のものはandroid.hardware.camera)の中にはRAWサポートも含まれていたようです。
スマートフォンでRAWをサポートしているものはほとんどなく、先月発表されたLumia 1520がサポートを表明していた程度だと思います(Xiaomi Mi3もRAWをサポートするということだったけどどうなったのかな?)。もし実現できていれば話題になったでしょうね。
また、以下のようなコメントも見つかっています。
The camera device is removable and has been disconnected from the Android device, or the camera service has shut down the connection due to a higher-priority access request for the camera device.
内容を読む限り、スマートフォン本体から分離して使えるカメラもサポートしているようです。SonyのレンズスタイルカメラQX10/100をネイティブに取り込んだようなものでしょうか。将来こんなデバイスが出てくるのかもしれません。
新APIについてはそのうちアップデートで有効になる、あるいはそれよりも先にどこかのカスタムROMが取り込んで実現させるかもしれません。
なんにしろ、Nexusのカメラ機能が強化されるアップデートなら歓迎したいですね。
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(via engadget)
(source ars technica)