Googleは6月15日(現地時間)、Androidに今夏提供予定の6つの新機能を公開しました。
地震警報システムのグローバル展開
日本では独自の緊急速報システムが整備されていますが、世界に目を向けるとそうした仕組みを持つ国は少数です。そこでGoogleは、Android端末に搭載されたセンサーを利用した地震警報システムを開発。カリフォルニアやギリシャ、ニュージーランドで提供していますが、これをトルコ、フィリピン、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタンでも提供開始するとのことです。
メッセージアプリにスター機能
メッセージアプリでやり取りをしていると、「あのメッセージどこだっけ……」と見返したくなることもあります。しかし、いざ探すとなかなか見つけられないもの。そこで、重要なメッセージにはスターを付けて、あとで簡単にアクセスできるようになります。Gmailのスター機能と同じような感じです。
このスター機能は、今後数週間で広く展開されるとのことです。
また、スター機能に加え、エンドツーエンドの暗号化の提供も発表されています。
Emoji Kitchenの提案機能
Gboardに搭載されている、複数の絵文字を組み合わせて新たな絵文字ステッカーを作れるEmoji Kitchenに文脈に沿った提案機能が追加されます。
Emoji Kitchen自体、よく利用するステッカーに素早くアクセスできる機能がありましたが、今後はメッセージを入力すると、文脈にそった絵文字ステッカーが提案されるようになるとのことです。
ただし、利用できるのは英語、スペイン語、ポルトガル語のみ。
Googleアシスタントの音声ショートカット機能
Googleアシスタントで、音声操作でアプリを開いたり、アプリ内の特定の操作を行うショートカット機能が利用可能になります。
といってもこの機能、昨年から利用可能になっていましたが、より多くのアプリで使えるようになるということかもしれません。
ちなみに日本でもTwitterやSpotifyなどで利用できます。どのアプリでどんなことができるかは、Google Homeアプリで、「アシスタントの設定 > ショットカット」から確認・設定を行えます。
Voice Accessのパスワード入力と視線検出の改善
スマートフォンを音声だけで操作するVoice Accessで、ベータ版として視線検出が追加されました。この機能を有効にすると、画面を見ている間だけ音声入力(音声操作)が有効になります。
また、パスワード入力も改善され、文字や数字、記号を入力可能になるとのことです。
Android Autoのカスタマイズ機能
スマートフォンからランチャー画面を変更したり、ダークモードを手動で設定するなど、Android Autoのカスタマイズが簡単にできるようになるとのこと。また、EVの充電、駐車場、ナビゲーションのアプリがAndroid Autoで利用可能になります。加えて、ランチャー画面からお気に入りのメッセージングアプリにアクセスし、メッセージを読んだり送信したりが可能になるとのことです。
Source: Google