KINGSOFTからWiFi経由でAndroid端末のデータバックアップやファイル管理、アプリの管理ができる「Data Manager」がリリースされました。
「KINGSOFT Data Manager」(以下、本製品)は、Android端末の紛失、故障やデータ破損などに備えて、Android端末内に保存されている大事なファイルやデータをPCにバックアップするソリューションアプリです。ユーザーは、あらかじめPCにデータをバックアップしておけば、Android端末の紛失、故障の際、PCに保存したファイルを別のAndroid端末に復元することができます。
マーケットから7日間無料の試用版を落とせるほか、量販店でのパッケージ販売も行われています。試用版はKINGSOFTのオンラインショッピングサイトでシリアルを購入すると、そのまま正式版として使用可能になります。
バックアップするというとTitanium Backupをまず思い浮かべますが、Data Managerにはアプリをバックアップするという機能はありません。代わりに、端末内のファイルや写真、音楽へのアクセスや連絡先、SMSやMMSのバックアップ、アプリのインストール、アンインストールが行えます。Sony EricssonのPC ConnectionやHTCのHTC syncを他メーカーの機種でも使えるようにした感じのアプリです。
アプリタブではアプリのインストール、アンインストールに加え、起動中のアプリの停止も行えます。
SDカードへのアクセスも可能。いちいちケーブルを挿す必要がないのはありがたいです。
端末内の写真にもアクセス可能。プレビュー表示されるのがわかりやすいです。
個人的には連絡先はすべてGoogleと同期しているのでバックアップは不要ですが、人によっては便利だと感じるかもしれません。ほかにもSMSのバックアップも行えるので、端末を変更するたびに過去のやり取りが消えてしまう、という心配もなくなりそうです。
全体的になかなか高機能で使いやすいという気がしますが、ダウンロード版もパッケージ版も1,980円という価格がネックになるんじゃないかなぁ。もうすこし安ければ(980円とか)結構売れるんじゃないかと思いますが、1,980円出してまで使うかと聞かれると微妙です。ファイル管理だけに絞った機能限定版が安価、もしくは無料で欲しいですね。