発売から1ヶ月がたち、話題も落ち着いてきた感のあるApple Watchですが、その販売台数は当初予想を下回り、実は低迷しているのではないかという話が出てきています。
Apple Watchは、米国で初日に100万台売れたとか2015年中に3,000万台出荷されるとかの威勢のいい予想が飛び出していましたが、ここに来て、予想を下方修正するところも出てきています。
KGIもその一つで、当初2015年中に2,000万〜3,000万台出荷されると予想していましたが、これを1,500万台に下方修正しました。ただ下方修正の理由は、需要がないからではなく、Apple Watchの生産遅れが原因のようです。
また、200万人のオンラインショッピングを行っている人の電子メールから領収書を監視しているSlice Intelligenceによると、Apple Watchは予約初日こそ150万台に届きそうな注文を受けましたが、その後は1日3万台以下で推移しているとのことです。
詳しく見てみると、4月24日に注文が伸びていますが、これは出荷が開始され、到着Tweetなどが行われたのが原因のようです。
モルガン・スタンレーのアナリストは、初年度(2015年度ではなく)にApple Watchは3,600万台売れると予想していますが、これを実現するには、単純計算で1日辺り10万台売れなくてはいけません。
上記の「1日3万台以下で推移」というのはあくまでも米国内での話なのでグローバルではもう少し増えると思いますが、米国以上の数値にはならないでしょう。
今後販売国が増えればこれらの当然ながら1日辺りの販売台数も増えていくでしょうけど、時間とともに失速もするのでトータルでは1日10万台というのはかなり厳しい感じですね。
そんなことをいっても、爆発的に売れているスマートウォッチというのは間違いないんですけどね。