レノボ・ジャパンは4月13日、海外では1月のCESに合わせて発表していたスマートグラス「ThinkReality A3」2製品の国内販売を発表しました。
ThinkRealityは、レノボのエンタープライズ向けAR/VRソリューションブランドで、ThinkReality A3も一般消費者向けではなく法人向けの製品となります。ラインアップとしては、ハードウェアとソフトウェア、サービスを1つのパッケージ・ソリューションとして提供する「ThinkReality A3 Industrial Edition」と、ARスマートグラス単体の「ThinkReality A3 PC Edition」の2モデルをリリース。
ARスマートグラスThinkReality A3は、CPUにSnapdragon XR1を搭載。片眼1080pの高解像度ディスプレイに、トラッキング用のデュアルフィッシュアイ、8MPカメラを採用。6DoFに対応し、ルームサイズのトラッキングが可能です。
ThinkReality A3 PC Editionは、GPUを搭載したハイエンドなノートPCと接続することで、仮想モニターとして利用可能。スマートグラス内に最大5つの画面を表示できるので、スペースが限られた場所でも広い画面領域で作業が可能です。周囲の人に画面を見られることがないため、秘匿性が高いデータを扱う際にも便利だとしています。
ThinkReality A3 Industrial Editionは、主に生産現場での作業支援を目的としたモデル。ThinkReality A3のほか、スマートフォンmotorola edge PRO、アタッチメントパーツのIndustrial Kit、Industrial Frameのハードウェアに加え、2つのソフトウェアソリューション「ThinkReality Cloud Portal」、「holo one sphere」、そしてオンラインサポートがセットとなっています。
価格は、ThinkReality A3 PC Editionが19万2500円、Industrial Editionが54万4500円。