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すでに珍しくもなくなった完全ワイヤレスイヤホン。安いものは2~3000円で購入できますが、機能的にはどれも似たり寄ったりだったりします。
そんな中で、ちょっと変わった機能を持つ完全ワイヤレスイヤホンZoea-1をレビュー用に提供頂きました。なにが変っているのかというと、充電ケースに入れるとBluetoothスピーカーとしても使えるお得仕様になっています。
まずワイヤレスイヤホンとしての仕様ですが、Bluetooth 5.0+EDRでバッテリーは60mAh。連続再生は最大音量で3時間。
対応コーデックはわかりませんが、音質は悪くないというか、この手のワイヤレスイヤホンとしてはかなり良好です。低音の物足りなさは若干ありますが、中~高音はクリアに聞こえます。
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ロゴの部分がタッチセンサーになっており、音楽再生中に長押しで音量調整(左ユニットがボリュームダウン、右がボリュームアップ)、再生中に短押しで再生・停止、左のダブルタップで曲戻し、右が曲送り。
電源は充電ケースから取り出すと自動でONに。3秒長押しでもONになります。OFFは4秒長押し。後述するスピーカー対応のため、充電ケースに戻しても電源は切れません。
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そんなZoea-1、一番の特徴は充電ケースです。充電ケースにワイヤレスイヤホンをセットすることでBluetoothスピーカーとして利用可能になります。
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内蔵バッテリは2200mAh。Bluetoothスピーカーとしては連続で6~8時間の再生が可能とのこと。
イヤホンと別々にペアリングする必要はないというか、充電ケース単体でのペアリングは不可。これ自身にBluetooth機能はありません。コアユニットであるイヤホンをセットして、はじめてBluetooth対応になります。
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ちなみに、ライン入力も備えており有線でならイヤホンをセットせずにスピーカーとして利用可能です。
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スピーカーの出力は6W。これもサイズの割には高音質だと思います。
家ではBluetoothスピーカー、外出時にはワイヤレスイヤホンとして使用。音が出せる場所なら、そのままBluetoothスピーカーや有線スピーカーとしてマルチに活躍できそうです。
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ただし、充電ケースがスピーカーになっているため、持ち歩き時にポケットには入らないのが難点です。このため、実用性があるかと聞かれると、なんとも微妙なのですが、イヤホン、スピーカー共に音も悪くないですし、なによりこういうギミックは大好きです。
なお、 再現性が不明なのですが、Bluetoothスピーカーとして使っているときに、何度かホワイトノイズが乗ることがあったことは付け加えておきます。