穴が開いた肉抜きゲーミングマウスで知られるFinalmouseが、キーボードにスクリーンを組み込んだメカニカルキーボード「Centerpiece」のティザーを公開しました。2023年初頭に349ドルで発売予定です。
ディスプレイ搭載のキーボードというと、キーボード上部に細長ディスプレイを搭載した「FICIHP」などがありますが、Centerpieceはキーボードそのものがディスプレイになっている構造。
一見するとタッチキーボードあるいはキーキャップ部にディスプレイを仕込んでいるようにも見えますが、キーキャップは透明(刻印は側面にされています)。キースイッチもGateronと共同開発した透明なメカニカルスイッチが採用されています。
キースイッチの下には、独自開発のLaminated DisplayCircuit Glass Stack(LDGS)を配置。ここがディスプレイになっており、キースイッチやキーキャップを透過して映像が表示されています。
LDGSはガスケットによって隔てられており、そのタイプ音と手触りは「柔らかな大理石の雨粒」と形容されています。
また、ディスプレイと言ってもPCの映像をそのまま映せるわけではなく、専用の映像(スキン)を用意する必要あります。Unreal Engine 5で作られた、キー入力に反応するインタラクティブな映像(スキン)も利用可能。スキンはSteamで配布されるアプリから導入でき、ユーザーによるスキンの作成や販売もできるようになるとのこと。3つのスキンをキーボード内に保存でき、適宜切り替えが可能になります。
キーボード自体にCPUとGPUを搭載しているため、PC側には負担がかからないとのこと。なお、接続はUSB-Cとなっています。
解像度やその他の仕様について、詳細は明かされていませんが、かなり面白そうではありますし、単に映像を流すだけではなく、キースイッチ部分に綺麗に映像を配置してオリジナルのキーキャップっぽい表現もできそうです。
Introducing:
— Finalmouse (@finalmouse) December 18, 2022
Centerpiece.
Available early 2023. pic.twitter.com/YfJ6gOmZq8
Source: Finalmouse via GIZMODO