気になるChromebookですが、イマイチ何ができるのかわからない、というのが本音です。本当はさっさと購入して試してしまえばいいのですが、さすがに使い道がわからない(=何が出来るかわからない)ものに5万円をポンと出せるほど裕福ではありません。しかし、情報が出てくるのを待ってるだけというのも面白くないです。それに、起動速度など基底部分を除けば、動いているソフトはChromeブラウザと大差ないのではないか?とも思えます。私がパソコンでやっているのは、主にWEB閲覧、写真の加工、DVDのエンコード、動画再生、テキストエディタでPHPスクリプトやCSS作成、VNCでサーバ弄りという辺り。これらを中心に、Chromeブラウザだけでどの程度のことが可能なのか簡単にですが調べてみました。
Chromeで使えるアプリは、Chromeウェブストアからダウンロードできます。アプリといっても基本的にみんなWEBアプリなので、ウェブサイトへのショートカットだと思っていいです。ただ、いろいろなウェブアプリを一箇所で検索できるので、存在意義は大きいと思います。なお、Chromeのいろいろな拡張機能もこのウェブストアで同時に検索、インストール可能です。
写真の加工
これは割とメジャーな用途なようで、探すといろいろ出てきます。その中で使いやすいかなと思うのが、Picnik。FlickrやPicasaから直接呼び出せるので使っている人も多いと思います。色味の修正や一部にモザイクをかけるなどの基本的な用途であればこれだけで十分行えます。もう少し高度なことをしたければ、Advanced Image Editorがあります。レイヤーをはじめ、ドロー系の機能はは一通り揃っています。ただし、FlickrやPicasaなどから写真を選んで開くことはできるものの、保存はAviary(Advanced Image Editorなどを作っている会社)のサーバにしかできません。エクスポートしてローカルに保存は出来るものの、それだとウェブだけで完結しているとは言えないのが残念なところです。
テキストエディタ
Evernoteに直接でもいいのですが、よりエディタ的なものとしては、ShiftEditがあります。テキストだけでなく、PHP、Ruby、HTML、CSS、JavaScriptなど幅広い対応が魅力です。ファイルの読み込み、保存もサーバを指定してFTP、SFTPで行えるほか、Dropboxにも対応しており直接読み書きが可能です。
VNC(サーバ管理)
Web VNCというのがありましたが、動作はかなり怪しいようです(評価も低め)。他のアプローチとしてSSH jctermというターミナルエミュレータがありましたが、これはJAVAアプリのためChromeOSでは動かないとのこと。この用途はまだウェブだけで完結というわけでにはいかないようですね。
その他
DVDの再生というのは、ハードが必要なだけにウェブだけで完結というわけには行きません。ただyoutubeなどはブラウザだけで問題なく再生可能なため、今後、オンデマンド系のサービスが充実してくれば解決する問題だと思います。
結果としては
DVD再生などハードを必要とするものは当然無理ですが、それ以外の一般的な用途であればブラウザだけで十分まかなえる環境になっているようです。これならChromebookを買っても結構使えるかもしれません。特にエディタ系アプリを喫茶店などでよく使うノマドな方には必要十分な環境のように思います。逆に、外で使うことがないという人は、あえて選択する必要がないのも事実だと思いますけどね……。