現在Makuakeでクラウドファンディング実施中の8.0型ラップトップ、CHUWI MiniBookをレビュー用にお借りしました。ということで、さっそくレビューしたいと思います。
お借りしたのは、Core m3-8100YにRAM16GB、ストレージ128GBの最上位モデル。とはいえ、他の7インチ~8インチ台のUPMCと横並びの仕様です。
大きく異なるのは、底面にM.2 SSDスロットが用意されている点。製品版では256GBもしくは512GBのSSDが搭載されます。
インターフェースは、右側面にUSB Type-AとmicroSDカードスロット、3.5mmジャック。
左側面にUSB Type-C、Type-A、mini HDMIがあります。この手のUMPCでは、Type-Cが右側にあるものが多く、左側にあるのはちょっと珍しいです。どちらがいいということはありませんが。
ヒンジは、OneMixと同じタイプ。ディスプレイは背面まで回せます。
そのOneMix 3Sと比較してみると、雰囲気はかなり近いものの、MiniBookのほうが、やや丸みを帯びたデザインになっています。
そして、UMPCでなんといっても気になるのがキーボード。借りているのは日本語キーボード版です。
右下の記号類にやや苦しいものを感じますが、配列自体は比較的まとも。右上の電源ボタンは指紋センサーも兼ねています。
光学式のポインティングデバイスは、キーボードの途中に埋め込むタイプ。この部分はOneMix 3Sのそれよりも使いやすいと感じました。
キーボード自体もギシギシしたり、安っぽい感じはないのですが、妙に打ちづらい。なぜかと思ったら、ASDFGHJの行がQWERTY行とあまりずれておらず、そのために打ち間違いが頻発しているようです。
実はサイズがほぼ同じMiniBookとOneMix 3Sですが、横幅がMiniBookのほうがわずかに狭く、そのため、キーボードの配置もやや苦しくなっています。
慣れの問題も多いと思いますが、AとSが特に打ち難く感じました。あと、好みもあるかとは思いますが、やはり日本でも英語キーボードを選べるようにしてほしい気がします……。
なお、今回は試していませんが、専用スタイラスもサポートしています。
最後はベンチマークです。
ベンチマーク | OneMix 3S | GPD P2 Max | MiniBook |
---|---|---|---|
CINEBENCH R20(CPU) | 530pts | 556pts | 474pts |
PCMark 10 | 2401 | 2669 | 2444 |
3DMark(Time Spy) | 306 | 314 | 270 |
ドラゴンクエストXIベンチマーク (標準品質/1280×720/ウィンドウ) | 5748 快適 | 5901 快適 | 5321快適 |
やはり、あまり差はありません。一般的な使い方なら問題なくこなせると思います。ただ、搭載しているストレージはかなり遅め。これは製品版でM.2 SSDが利用できれば、気にする必要はないのかもしれません。
おまけで重さの実測値。仕様上、0.65Kgとなっていますが、実測では674gでした。SSDが入ると700g近くになるのではないかと思います。
ちなみに、OneMix 3Sはジャスト700gでした。
MiniBookは、「日本語キーボードが使える」「M.2 SSDが簡単に利用できる」というのが大きな特徴でしょうか。この2つにメリットを感じるのであれば、購入しても良さそうです。