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FlexPaiやGalaxy Fold、Mate Xなど折り畳み端末が次々と登場していますが、気になるのがディスプレイの保護です。
通常、スマートフォンのディスプレイにはガラス素材が利用されていますが、折り畳み端末は当然ながら折り曲げる必要があるため、その素材はプラスチックとなっています。
それなりの強度はあるのでしょうが、ガラスよりも傷には弱そうです。あとから保護シートを張ろうにも、やはり折り曲げがあるため難しいのが実情です。
しかし、そんな状況は数年で解消されるかもしれません。ゴリラガラスで有名なCorningは、米メディアのWiredに折り畳み端末向けのガラス素材を開発していると語っています。
単に曲げられるだけのガラスは、以前からWillow Glassとして開発されていましたが、現在Corningが取り組んでいるのは厚さ0.1mmで半径5mmに曲げることができる超極薄ガラスです。
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実用化するにはまだ数年かかるとのことですが、そのころには折り畳み端末も一般化しているのかもしれません。
なお、Corningに18年勤務していた ペンシルバニア州立大学の材料科学および工学教授ジョン・マウロ氏は、Corningと競合する日本のAGCなどが、Corningよりも先に実用化させるかもしれないと指摘しています。
(source WIRED)