ECOVACSから、ロボット掃除機「DEEBOT OZMO T8」をレビュー用に提供頂きました。我が家では、すでに+Styleのロボット掃除機G300を利用しているのですが、それと比較すると、障害物検知機能が優れているようです。
同梱物は、本体のほか、ブラシが4つ(2つは予備)、フィルターの予備(1つは本体に装着済み)、水拭き用のパッド、使い捨ての水拭きパッド、充電スタンド。
上面のカバーを持ち上げると、ダストボックスにアクセスできます。当然ながら、ダストボックスとフィルターは水洗いOKです。
背面の清掃用ローラーも取り外しOK。G300はブラシだけでしたが、DEEBOT OZMO T8はゴムへら(?)も取り付けられています。吸引効果が高くなるのでしょうか?
そして、DEEBOT OZMO T8の特徴だと思うのが、ウォータータンクを備えているところ。他の水拭き対応ロボット掃除機の場合、水拭き用の薄いパーツに水を入れ、それがパッドに染み出してくるのを利用して水拭き……というものがほとんどだと思います。しかし、DEEBOT OZMO T8は本体に装着するウォータータンクがあり、常に一定の水量になるよう調整を行うようです。
なお、別売りになりますが毎分480回の振動を加えてゴシゴシと水拭きできる、ストロング電動クリーニングモップキットもあります(こちらは注文済みなので、別の機会に紹介できれば)。
充電スタンドは、余分なコードを巻き付けておける親切設計です。
ただ、ACプラグはストレート型。ここまで気を遣ってくれるなら、L型プラグにしてくれた方が……と思わなくもないです。
眺めて楽しいマッピング機能
肝心の利用方法ですが、単に部屋の掃除を行うだけであれば、スマートフォンと接続しなくても使えます。本体上面の電源ボタンを押せば、勝手に掃除を始めてくれます。
ただ、ロボット掃除の醍醐味はマッピング機能を眺めたり、指定した箇所のみを掃除させたりと、細かな制御が出来るところでもあります。そういった場合にはスマートフォンアプリの利用が必要です。ちなみにスマートフォンアプリを使うと、GoogleアシスタントやAlexaとも連携可能になります。
アプリは、「ECHOVACS HOME」でAndroidとiOSの両方に対応しています。
インストールし、アカウントを作成してから、アプリの指示に従って本体のWi-Fi設定を行います。それが済めば利用可能。清掃を開始すると、初回にマッピングを行い、次回以降、効率的な導線をたどるようになります。
マッピングを行った後は、任意の場所でエリア分けを行い、たとえばキッチンのみを清掃したり、リビングの机の周りのみを清掃したりといったことが可能です。水拭きをして欲しくないエリア(カーペットのある場所など)の指定も行えます。
もちろん、机の脚など、障害物があればきちんと避けてくれます。ガツガツとぶつかってから避けるのではなく、ちゃんと障害物を認識してぶつかる前に避けてくれるのが賢いところ。高さ2cm以上のものであれば、認識できるとのことです。
また、今回は使いませんでしたが、複数フロアで持ち運んで使うような場合には、フロア毎にマップを生成する機能も用意されています。
このほか、アプリ上では、吸引力や水拭き時の水量調整、消耗品の管理なども行えます。
音声アシスタントとの連携も可能
せっかくのロボット掃除機ですが、いちいちアプリから動作させるのは意外と面倒。ということで、是非お勧めしたいのがGoogleアシスタントあるいはAlexaとの連携です。
今回はGoogleアシスタントで説明しますが、Google Homeアプリの「デバイスのセットアップ」から「Googleと連携させる」で「DEEBOT」を選択。あとはアプリで登録したECHOVACSのアカウントでログインすれば、連携が完了します。
あとは、「OK Google、DEEBOT OZMO T8をONにして」などで掃除が可能に。もちろん、ルーティンに組み込んで、出かけたら掃除機をONにするといった使い方も可能です。
ロボット掃除機を使い始めて、もうすぐ1年。最初は狭い家だし、床にあるものを片付けなきゃいけないし……と思っていたものの、いまではすっかり手放せない存在に。ただアプリから起動することはほとんどなく、シャワーを浴びる際や、ちょっと出かけるときに本体のスイッチを押して起動する感じで使っています。普段置いているリビングだけなら、10分程で掃除は終わるので隙間時間に勝手に掃除をしてもらう感じです。
まだロボット掃除機を使っていないのなら、積極的に利用をお勧めします。