DMMが3Dデータをアップロードし材質を選ぶと、それを3Dプリントしてくれるサービス、DMM 3Dプリントを開始しました。料金は作製物の大きさや材質によって異なります。
選べる素材は「石膏フルカラー」「アクリル樹脂」「ナイロン(ポリアミド)」「シルバー」「チタン」の5種類。シルバーとチタンは3Dプリントで作製したものを鋳型にして鋳造します(ロストワックス製法)。石膏パウダーを積層させる「石膏フルカラー」はその名の通り色分けしたフルカラープリントが可能です。
対応する3Dデータの形式はSTL、PLY、VRML(.wrl)。
3Dデータをアップロード後、DMM側にて3Dデータのチェックを行い、OKであれば見積もりを提示。このとき軽微な修正であれば無償対応、複雑な修正は別途有料で対応してくれるそうです。この後材質を選び本注文という形になります。プリント物は7〜9日で発送されます。
3Dプリントのサイトに材質ごとに価格の目安があるのですが、上記のシルバーリングで8,200円とのこと。石膏、アクリル、ナイロンなどは安いとはいえちょっとしたものでも5,000円近くになるため、自分でデザインしたスマートフォンのケースなどを作りたいと思っても、あまり気楽は注文出来そうにないですね。
逆にこのリングのようにサイズは決まりきっているけどデザインが複雑で自分で作るにはちょっと……というものは向いているかもしれません。
なんにしろ、自宅に3Dプリンタがなくても3Dプリンタを経験できるこの手のサービスは今後需要が伸びそうです。多分他のところも参入して価格は下がってくるでしょう。あとは注文から届くまでが2~3日になればかなり便利なサービスになりそうです。
(source DMM)