6月に日本に本格参入を果たした、中国第2位のロボット掃除機メーカーDreame。20万円越えの全自動ベースステーションを備えたハイエンドモデルから、ステーションのないエントリーモデルまで幅広くラインアップしています。
その中でもエントリー向けに位置付けられるステーション無しのロボット掃除機「Dreame D10s Pro」をレビュー用に提供いただいたので、使用感などをお伝えます。
最近は自動集塵ベースや自動洗浄の水拭きモップを搭載するものが主流になりつつありますが、Dreame D10s Proは、オーソドックスなロボット掃除機。その分、価格も抑えられていますが、単体での機能面ではハイエンドモデルにも劣りません。
水拭きにも対応しますが、回転式ではなく、薄いプレートに水を入れてモップを引きずるタイプです。床を拭き上げるというより、吸引しきれなかった細かなホコリを取り除くという目的が近いかもしれません。
集塵や洗浄などの機能がない分、充電ステーションはコンパクト。ちょっとした棚の下などにも設置できそうです。
AIとLDSセンサーにより、部屋をマッピングすると同時に障害物を検出。その障害物をマップ上に表示することも可能です。
また、搭載するカメラをリモートから確認可能。スマートフォンをリモコンにして外出先から部屋の中を見守ることもできます。
実際の使用感としては、可もなく不可もなくといったところ。マッピング機能などは、他のロボット掃除機と比較して特別優れているということもありません。
ただ、障害物の認識機能は面白いところ。上位モデルにもある機能ですが、掃除経路上の障害物を認識してマップ上に表示してくれます。次回以降、この障害物を避けて清掃するようになりますが、たまたま床に置いてあったものなどは、マップ上から取り除くことも可能です。
また、アプリからは水拭きの水分量や吸引力なども設定できます。
個人的には、ロボット掃除機を購入するなら自動ゴミ収集機能付きや水拭き機能付きのものがお勧めではありますが、とりあえずロボット掃除機を使いたい、カーペット敷きの部屋が多いので水拭きはいらないという人なら、安めのD10s Proでも性能的には十分かもしれません。
なお、Dreame製品は10月14日~15日のAmazonプライム感謝祭でセール対象となっているので、このタイミングでの購入がお得になっています。