子供さんの落書き帳を買いにヨドバシAKIBAに行ったら、ELECOMのスマホ文具 マーカーシートというのが売っていたので買ってみました。とりあえず普段持ち歩いているA7サイズをチョイス。
どんなものかというと、一言でいうなら四隅にマーカーが印刷されたプラスチック板です。キングジムのSHOT NOTEなどと同じコンセプトではありますが、透明なプラスチックにマーカーを印刷することで普段使っているノートにかぶせるだけでスマホで取り込みやすく出来るという点はなかなかいいです。
上部に1〜4の数字があり、そこを付属のクリップで隠すことで写真を取り込む際にフォルダ分けをすることも可能です。
専用アプリ SMAFO BUNGU の使い勝手が悪すぎる
ここまでならそれなりに使い勝手がいい製品のようにみえるのですが、肝心のアプリが酷すぎます。
Nexus 4で試してみたのですが、サポート対象外の機種なので撮影時の表示領域が狭い(左側)のは仕方がないです。ここは評価の対象外。撮影してみるとかろうじでマーカの位置に合わせて台形補正はしてくれます。認識率はとても悪いですけど。実質、真上からの撮影が必須です。そして画質も悪いです。上記は低画質モードでの撮影なので高画質モードにするともう少しまともになるのですが、今度はマーカーの認識に時間がかかり過ぎてとても実用的ではありません。手動で位置合わせをしたくても出来ないし。
案の定、Google Playストアでの評価は悪いです(iOS版も似たような評価)。ちょこちょこアップデートはされているようなので今後改善していく可能性はありますが、現時点では使うメリットを見いだせません。
KINGJIM SHOT DOCSは現状ではベストな選択と思える
ところで、この分野では先駆者のキングジムが提供してるSHOT DOCSで同じように撮影してみました。
エッジ(ノート境界)の自動検出・自動撮影、自動の台形補正、撮影後の手動補正など考えられる限りの範囲で完璧です。専用の「スマホでスキャンしやすいノートカバー」がなくても十分便利に使えますね。DropboxやEvernote、Google Driveへの投稿も可能です。
結論:スマホ連携なら現状ではSHOT DOCSがベストか
マーカーを認識して台形補正をしてくれるアプリは他にもありますが、エッジの自動認識、撮影後の手動での再補正など現状ではSHOT DOCSが頭ひとつ以上抜きん出ています。メモやノート、ホワイトボードの撮影保存は大概これ1つで済むと思いますよ。今後はマーカー認識という方法からエッジの自動認識という方向に各アプリがシフトして行くんだろうなと思わせてくれます。その中で各社どんな特色を持たせて来るのか楽しみですね。
そんなわけで、今回はマーカーシートが残念な結果だったけど、おかげでSHOT DOCSを試して非常に便利だということを発見できたので良かったと思うことにします。