基本的に手書きをするだけのデバイスであるenchantMOONですが、Android端末でのもあるので幾つか設定や、特殊なコマンド実行することもできます。これは文章で説明するよりも操作しているのを見たほうがわかりやすいと思うので、短めの動画を何本か作ってみました。
まず時刻設定です。指で丸を描いて「Time」あるいは「時計」と書くと設定画面になります。最初に指で丸を描いて、その中にコマンドを書くというのがコマンド実行の基本になります。慣れるまではペンで丸を描いたり、コマンドを指で書こうとして上手くいかなかったりと頭が混乱することうけあいです。
時刻設定自体はよく考えられていますね。ドロップダウンなどではなく数字の上書きという発想が面白いです。
次は線の太さ変更。これは自分でシール(MoonBlock)を作る必要があります。それほど難しいわけではないですが、慣れないと何をしていいのかわからないのは間違いないです。線の太さ以外にも色なども同様に変更可能です。
次はEvernoteとの連携。enchantMOONで書いたものはローカルに保存しておくか、USB経由でPCにバックアップすることになりますが、Evernoteに送ることも可能です。これにもMoonBlockを使うのですが、javascriptでアクセス可能なら他のサービスへの送信も出来るはずです。
なおEverNoteにはこんな感じでjpg画像として送信されます。
そして白黒反転。黒字に白文字のイメージが強いですが、反転させることも可能です。こちらのほうが書いている気になれる?
最後はWEB検索。コマンド実行と違い、Web検索やノート検索は書いた後に丸で囲みます。この時もうっかりスタイラスを使って囲んでしまわないように注意が必要。指で囲む必要があります。
ノート間のリンクの作製などもWeb検索と同じ要領で書いたものをまるで囲み、「Link」を押してリンク先を選びます。
ざっとこんな感じなのですが、圧倒的にわかりづらいのはMoonBlockですね。説明も最低限のものしかないので不慣れな人にはなんのことだかわからないと思います。もっとも、このデバイス自体が初心者向けではなくかなりマニア向けなものなので、最低限の説明で理解できるだろう(むしろ理解しろ)という雰囲気はあります。実際そうなんでしょうね。
一部では(大部分では?)ボロボロに言われているenchantMOONですが、素養はそれほど悪くはないかなぁというのが私の素直な感想です。ただ、動作速度はも少しなんとかしてほしいけど。メモリ不足なのかな?