Epsonがスペインで開催中もMWCにおいて、同社のヘッドマウントディスプレイの最新機種となるMOVERIO BT-300を発表しました。最近流行りの仮想現実(VR)ではなく、現実の視界の中の情報を重ねる拡張現実(AR)ディスプレイです。
BT-200から20%の軽量化
先代BT-200から20%軽量になり、デザインがだいぶすっきりしましたね。ディスプレイの解像度は960×540から1280×720にアップ。色の再現度もBT-200よりもアップしているということです。
このディスプレイ部分の性能アップの主な理由はSi-OLEDの採用にあります。
現行モデルのBT-200は以前よりも軽くなったとはいえまだまだ重く、メガネの上から装着するにはつらかったですが、その点はBT-300はかなり期待が持てそうですね。
EPSONのシースルー両眼型ヘッドマウントディスプレイ、MOVERIOの体験イベントに参加してきました
コントローラ本体はAndroid 5.1ですが、Google Play Storeに対応するのかが気になるところ(BT-200は非対応)。
今年後半に発売予定
発売は今年後半ということですが、すでにPre-Orderが開始されていたります。価格は$799となっていますが、これはあくまでも予価。ただこれより高くなることはないみたいです。
これはなかなかいいんじゃないでしょうか。VRヘッドセットのような没入感はないでしょうが、現実世界(視界)との接点を保ちつつ、必要な情報が目の前に見えるというのはVR分野よりも用途が広そうです。