オーディオ機器を中心に扱う中国のECサイト「HiFiGo」から、中国オーディオメーカーとしては割とメジャーらしいFiiOの有線イヤホン「FiiO FH1s」をレビュー用に提供していただきました。
関連:
FiiO FH1s 1BA(Knowles)+1Dynamic Hybrid Earphone IEM — HiFiGo
ケーブルが分離するちょっとお高そうなイヤホンなのですが、HiFiGoでの価格は70ドルと意外とリーズナブル。
イヤホンはインイヤーで、Knowles 33518 バランスアーマチュア(BA)ドライバーと13.6mmのダイナミックドライバーを搭載します。
付属品は、イヤーピースが2種類3サイズ(計6組)とフォームタイプが1組。そしてプラスチック製のキャリングケース。
最近はワイヤレスイヤホンばかりで有線は使っておらず、音質の違いなども正直なところそれほどわかりはしないのですが、とりあえずGalaxy Buds+と聴き比べてみました。
価格的にもそんなに違いはないのではと思っていたのですが、意外や意外、私にもわかるくらいに音が違います。まず、低音の響きが別物。Galaxy Buds+も低音ブースーターで低音を強調できるのですが、それをすると中高音がややこもった感じになってしまいます。それに対してFH1Sは、低音、とくに重低音が響きつつ、中高音もクリアに聞こえます。その中高音も変に強調された音ではなく、軽く伸びやかな雰囲気です。
Galaxy S20 5GにはAKGのUSBイヤホンが付属しているのですが、それと聴き比べても、やはりFH1Sのほうが音がいいと感じます。S20のイヤホン、単体で聴くと気にならなかったのですが、FH1Sと比べると低音が強く、中高音もこもった感じ。迫力はあるのですが、やや息苦しさがあります。
イヤホン1つでこれだけ違うと、沼に嵌まる人の気持ちがわからないでもないですね。
とはいえ、やはりワイヤレスの利便性は捨てがたいものがあります。FH1SみたいなリケーブルできるイヤホンをBluetooth対応にできるユニットもあるようなので、今度はそちらも試したいところです。
関連:
FiiO FH1s 1BA(Knowles)+1Dynamic Hybrid Earphone IEM — HiFiGo