Mozillaは3月10日(現地時間)、ランダムに生成されるメールアドレスをエイリアスとして利用できるFirefox Relayにおいて、添付ファイルの制限を10MBに拡大、プロモーションメールの自動ブロック、Chrome拡張対応のアップデートを発表しました。
Firefox Relayは、いわゆる「捨てアド」を生成できるサービス。ネットショッピングやなんらかのサービスに登録する際、本来のメールアドレスではなくFirefox Relayでランダムなアドレスを生成して登録。そのアドレス宛てのメールは自分本来のメールアドレスに転送される仕組みです。もし、メールアドレスが流出したり、スパムメールが届くようになっても、Firefox Relayのアドレスを削除してしまえば済むわけです。
似たようなサービスは、例えば1Passwordからも利用できる有料のFastmailがありますが、Firefox Relayは5つのエイリアスまでは無料で利用できます。
これまで、Firefox Relayのメール容量(1通の転送容量)は150KBまでだったのですが、コンサートチケットなどの添付ファイルを受信するのに使いたいという要望があったため、制限を10MBに拡張したとのこと。
また、ECサイト等に登録すると、プロモーションメールが送信されるようになることがありますが、Firefox Relayでこれの一部または全部をブロックできるようになりました。ただし、利用できるのは有料のFirefox Relay Premiumのみです(日本では利用不可)。
最後に、Firefox RelayのChrome拡張がリリースされました。これまで、アドレスの作成などはWEBサイトあるいはFirefox向けのアドオンを使う必要がありましたが、Chromeでも利用可能となります。
Source: Mozilla