Fitbitが、血中酸素濃度(SpO2)を測定できるリングデバイスの特許を出願しているのが見つかりました。リング型のデバイスと言えば、Ouraなども含め、トラッカーデバイスがいくつかありましが、Fitbitのものは純粋にSpO2の計測に特化しているのが特徴です。
SpO2を計測するスマートウォッチやトラッカーは、センサーから発した光の反射を利用して計測しますが、Fitbitのリングはリング内の片側から光を発し、指を透過した光を反対側のセンサーが受光する仕組み。医療用などでも利用されるパルスオキシメーターと同様の方式です。
これにより、スマートウォッチなどのウェアラブルデバイスでの計測よりも、高精度になる可能性があります。また、モーションセンサーも備えており、着用者が静止している状態を判断できるとのこと。動いている状態で計測しても正確な値は取れないので、静止している場合のみ計測を行うことで省電力にも役立つとしています。
このほか、収集したデータはスマートフォンに送るほか、スマートウォッチなどにも送信できるとのこと。スマートウォッチのセンサーを外に出したイメージで使えそうです。
なんでもかんでも手首で計測できるわけではないですし、センサーを必要な箇所に装着するのは有望なアイデアのように思えます。あくまで特許を出願しただけなので、これが製品化されるとは限りませんが、今後の展開に期待したいところです。
Source: USPTO via Tom’s Guide