2019年1月にGoogleに売却されたFossilのスマートウォッチ関連技術。詳細は明かされませんでしたが「これまでにない機能と利点を持つ製品」とされていました。
いったいどんなものなのか、また噂されるPixel Watchに繋がるものなのかと気になりますが、ウェアラブル系に詳しいテックメディアWareableによると、その技術はハイブリッドスマートウォッチに関するものだったとのことです。
ハイブリッドスマートウォッチは、従来のアナログ時計とスマートウォッチを組み合わせたもの。Fosilは2015年、このハイブリッドスマートウォッチを手掛けていたMisfitを買収。その後、Fossil独自のハイブリッドスマートウォッチムーブメント「Diana(DigitalとAnalogのアナグラム)」の開発を行っていたものの、開発費がかさみ、この損失を回収するためGoogleにDianaに関するライセンスを与えたとのこと。
FossilとGoogleの取引は、技術の買収というよりライセンス契約に近いものだったようです。この契約の中には、ムーブメントはもちろん、ソフトウェアやファームウェアの権利のほか、20人の技術者の移籍費用も含まれます。
結局、Googleがこの技術をPixel Watchに使うのか、別の目的があってのことなのかはわかりませんが、バッテリー持ちが悪いWear OSの弱点を克服する手段としては、ハイブリッドもありな気はします。
Googleは10月15日にMade by Googleイベントを開催しますが、ここでPixel Watchも登場するのか、楽しみにしたいところです。